ようは発注会社の資本金が1000万超で、かつ発注される業務の内容がシナリオとかプログラムとかイラストとかでしたら大体下請法の保護対象になるんです。(注:例外はあります)
-
- Show this thread
-
下請法の保護対象になれば、 ・発注者都合による発注内容の変更や取り消し ・一方的な作業量の増加、報酬の減額 ・納品後、60日以内に報酬を支払わないこと こういった事例が違法行為となります。動いてくれるのは公正取引委員会ですが。
Show this thread -
注:下請法の保護対象になれば安全、という話ではありません。 特に、下請法でカバーできない部分(瑕疵部分のチェック期間とか!)については契約書の文言をチェックする必要があります。 でも下請法のカバー範囲は大変広いです。詳しくはこちら。禁止行為一覧。https://www.jftc.go.jp/shitauke/shitaukegaiyo/oyakinsi.html …
Show this thread -
注2: たとえば小説や漫画のような、A出版社でボツになってもB出版社で出せる可能性のあるような「汎用性のあるもの」は下請法の対象にならないとされています(ノベライズや「他社に持っていかない」といった独占的な契約をしてる場合はこの限りではないと言われています)。
Show this thread -
そしてここが一番重要なんですが、たとえ契約書にサインした後であっても、下請法による発注企業の禁止行為は「強行法規」。ようは基本的に契約書の文面より下請法に書かれてることの方が優先されるんです。 ここがフリーランスの命にかかわるものすごい大事な部分なのですが絶対広まらない。
Show this thread -
「契約書にサインした後」であっても「下請法に違反することですからこの条項は無理です」って有利に交渉できるんですよ? でも絶対広まらない。多分「強行法規」なんて用語のせい。
Show this thread -
個人的事例:「100KBのシナリオを50万円で引き受けた。しかし発注者の注文をすべて満たした結果、成果物は150KBになった」 前述の下請法が適用されるとして、この後どんな交渉ができるでしょうか。
Show this thread -
作業量が当初見積もりより1.5倍も増加したわけです。10%程度ならともかく50%増となると、たとえ契約書に取り決めがなかったとしても下請法(第4条第2項)に基づいてギャランティ増額が要求できる可能性が高いです。(実際しました。もらえました)
Show this thread -
別に下請法で発注会社とケンカしてくれ、なんて言うつもりもありません。ただどちらが正しくてどちらが間違ってるかを明らかにできれば、よほど悪意のある会社でない限り交渉は非常に簡単になるんです。そこは自営業。
Show this thread -
なおそれでも認められない場合、最後の手段として「ギャランティの増額が認められない場合は公取委に報告させて頂きます」と発注企業に伝えることもできます。
Show this thread -
あとこれも超重要なんですが下請法違反が間違いない場合、違法行為の立証に必要な範囲で守秘義務契約の破棄も可能です(ここまでする場合は中小企業駆け込み寺などの専門機関に相談した方がいいですが)。
Show this thread -
繰り返しますが下請法の保護対象になれば安全、という話ではありません。ただ下請法の保護対象になれば最低限の保証は受けられます。その上で下請法で担保されていない部分を契約書でカバーできれば最善というお話。
Show this thread -
バズったなら喜んで宣伝もしますが! 来週22日、「フリーランスが知らないと損する お金と法律のはなし」という本を出します。税金関連はもちろん、このスレで下請法に興味を持って頂けたら是非! フリーランスに今年から必要になった独占禁止法も踏まえて解説してます。https://www.amazon.co.jp/dp/4800720621
Show this thread End of conversation
New conversation -
-
-
下請法が我々を守ってくれることは存じていましたが、親の資本金に下限があることは知りませんでした。いちばん小さい(と思われる)クライアントの資本金を見たら990万…信頼できる社長ですが要注意?w
-
正直その点も追記しようかと思いました。一般論として消費税対策で資本金を990万にしてる会社は結構ありますので必ずしも下請法逃れとは限りません。
-
なるほど、そういうことなんですね。勉強になります
End of conversation
New conversation -
-
-
1円起業が許されて 資本金が100万とかざらだから 適用広げるべきかも
Thanks. Twitter will use this to make your timeline better. UndoUndo
-
-
-
【TwTimez】 RTの勢い順19位のツイートです。 時速1,464RT http://www.twtimez.net/now/now20181118_1145-1.html?targetTweete=1063695022514532352 …
@SiwasuToru フリーランスの命にかかわるけど絶対広まらない話。 「契約書にサインするとき何をチェックすべ…Thanks. Twitter will use this to make your timeline better. UndoUndo
-
-
-
このツイートはリツイートのランキング第23位です。 ツイJ https://twij.net/r/1811180928#23
@SiwasuToru フリーランスの命にかかわるけど絶対広まらない話。 「契約書にサインするとき何をチェックすべきか」の話題はよく出ますが、契約Thanks. Twitter will use this to make your timeline better. UndoUndo
-
-
-
下請法では「成果物の受領日から60日以内(2か月以内)に支払う」と定めていますが「合意」があれば60日以内でなくてもよくなる、と記憶しています。 つまり、契約書で「半年先の支払い」とあってサインすると合意したことになるのでは?
Thanks. Twitter will use this to make your timeline better. UndoUndo
-
Loading seems to be taking a while.
Twitter may be over capacity or experiencing a momentary hiccup. Try again or visit Twitter Status for more information.