Vol.322(2018年11月2日発売)
定価500円
シーズンのファイナルに豪華キャストが集結!
新感線☆RS『メタルマクベス』disc3
衝撃の回転劇場を舞台に繰り広げられた“メタル・シェイクスピア”もいよいよ最終章。宮藤官九郎作、いのうえひでのり演出の『メタルマクベス』、そのdisc3の先頭に立つ、浦井健治&長澤まさみの登場だ。二人の対談に加え、キーパーソンを演じる高杉真宙、柳下大、ラサール石井の各インタビュー、同劇場を知り尽くした橋本じゅんによる振り返り&ファイナルの見どころ解説を送る!
三島由紀夫の長編小説を舞台化
『豊饒の海』
三島由紀夫が残した最後の小説「豊饒の海」。てがみ座主宰・長田育恵の脚本、英国のマックス・ウェブスターによる演出で、4冊から成るこの長編小説を、一つの物語として展開する。かねて三島のファンだったという東出昌大と、生前の三島と親交のあった笈田ヨシが語り合った。
“命を売る”青年を軸にしたエンターテインメント
『命売ります』
ある日、ふと「死のう」と思った羽仁男は、“命売ります”という新聞広告を出して……。1968年に発表された三島由紀夫の小説を舞台化。主人公・羽仁男に扮する東啓介と、羽仁男の命を買う薫役の上村海成の対談、そして脚本・演出のノゾエ征爾のインタビューをお届けする。
若手の活力を、全国に届ける!
宝塚歌劇花組全国ツアー公演『メランコリック・ジゴロ』『EXCITER!!2018』
宝塚歌劇団花組が、入団10年目の柚香光&水美舞斗らを中心とした、若手メンバーによる全国ツアーを敢行! しかも演目は、花組の財産とも言える超人気作で、彼女らにとっては入団間もない頃に研鑽を積んだ原点である2本立てだ。共にダンス力に秀で、あうんの呼吸で魅せる同期の二人。大きな挑戦を前に、プレッシャーよりワクワク感がみなぎっているようで……。
古き良き作品が、注目カンパニーで立ち上がる
ミュージカル『TOP HAT』
フレッド・アステア&ジンジャー・ロジャースの名画を舞台化した『TOP HAT』が、英国オリジナルのクリエーター陣&日本人キャスト版で登場! オリジナル版の演出家マシュー・ホワイトのもと、ブロードウェイのミュージカル・スター、ジェリーとモデルのデイルとの恋模様を紡ぐのは、坂本昌行と多部未華子だ。アーヴィング・バーリンのきらめく楽曲と華麗なるダンスが詰まった本作に懸ける思いとは?
かのミステリーをドラマチックに舞台化
新派特別公演『犬神家の一族』
市川崑監督の映画版でも有名な横溝正史による同名小説が、劇団新派にて、齋藤雅文の脚色・演出で舞台化される。資産家・犬神佐兵衛の遺言状を巡って事件が起こり……。犬神家の長女・松子役の波乃久里子、名探偵・金田一耕助役の喜多村緑郎、そしてゲストの橘警察署長役・佐藤B作、松子の息子・佐清役および佐清に成りすます謎の男・静馬役の浜中文一に話を聞いた。
前衛劇団ウースターグループが来日
「エリザベス・ルコンプト インタビュー」
NYを拠点にするウースターグループの創設メンバーで演出家のエリザベス・ルコンプトが9月に『タウンホール事件』を引っ提げ、来日。1970年代の歴史的討論会を背景に、映像と役者の演技がシンクロする特異な技法で好評を博した本作をはじめ、創作の秘密を語った。
国内
- 『セールスマンの死』風間杜夫×長塚圭史
- 『The Silver Tassie 銀杯』森新太郎×中山優馬×矢田悠祐×横田栄司
- 『光より前に~夜明けの走者たち~』宮崎秋人×木村了×谷賢一
- 劇壇ガルバ旗揚げ公演『森から来たカーニバル』山崎一
- 「新開場の南座、世界へ発信!」安孫子正
海外
- 今注目の劇作家に聞く!「ヤエル・ロネン インタビュー」
連載
- 気になるあの人 鳥越裕貴
- 市川安紀「知りたがり伝統芸能」
- 大東駿介「暗転」
- 高橋彩子「怪物達の殿堂 オペラ・バレエ」
- 中島薫「ミュージカル・サプリメント」
- FOOD:「駒田一のあの街、この町、ここはどう?」
- MUSIC:「石井一孝の音の特効薬」
- 「十文字美信の劇顔 GEKI-GAN」松本じろ
- 「だから明日も夢の国」縣千×潤花