麻生泰のメッセージ

ASOグループのMELDS (2)
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曽祖父が90年前に病院を開設。父が69年前に麻生塾を開設。
地域のビジネスリーダーとして高い地域貢献への思いを持って私財を投入しました。両分野とも公的機関が今でも民間経営機関と同じマーケットで競っています。一方は親方日の丸体質でマネージメント力が不足の為に莫大な補助金を毎年必要とし、他方の民間は財政力不安から市場からの退出がこれからも増えていきます。

公的医療機関へは毎年一兆円の補助金、そして東京大学一校へも900億円ちかくの補助金が流されています。
ASO グループのM(医療)とE(教育)は何かここにやりがいと大きな仕事が有ると思っています。ユーザー本位の運営。ハートナイスな両事業のスタッフに明るい職場を作ることで医療と教育という人の命、人作りの根幹である病院と学校をもっと充実感の有る職場に変えることで・・・。

M(医療)は病院経営に関するコンサルタントや共同経営等を行っていますが基本はスタッフのやる気であり、マネージメント能力にあると思います。自己の健康管理、生活習慣病の対策など病院事業には山ほど新しい需要や事業のチャンスがあります。

独立法人の名称や運営方式が変わっても染み付いた体質はそう簡単には変わらないと思います。学校現場も生徒の質やモンスターペアレンツの存在、そして過去にはなかった改善努力をしていますと教員の方々が説明してもやはり結果が現実であるという点に工夫と努力が更に求められます。教育者の心意気、質の改善で成功モデルを筑豊や福岡から発信することが大事ですし、全国の病院や教育現場で頑張っているスタッフにヒントや力を与えるのがASOの医療と教育のやりがいであり機会だと思っています。23年前当時はここまでの可能性ややりがいの大きな事業になるとは全く考えていませんでした。

2008.06.05

麻生 泰