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【ゴルフ】

高3上野、史上7人目アマVへ 2位浮上

2018年11月17日 紙面から

第2日、9番でグリーンへ走る上野菜々子=愛媛・エリエールGC松山で(神代雅夫撮影)

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◇大王製紙エリエールレディスオープン<第2日>

 ▽16日、松山市柳谷町・エリエールGC松山(6525ヤード、パー72)▽曇り、16・1度、南西1・4メートル▽賞金総額1億円、優勝1800万円▽96選手(うちアマ8人)▽観衆1909人

 またまた“ミレニアム世代”の新星出現! アマチュアの上野菜々子(東海大大阪仰星高3年)が5連続を含む8バーディー、ノーボギーのゴルフで64をマーク。首位と1打差の通算11アンダー2位に急浮上した。今季のツアーV戦線をにぎわした安田祐香らと同じ2000年生まれの18歳が史上7人目のアマチュアVを目指す。初日首位の有村智恵(30)=日本HP=が12アンダーまで伸ばして単独首位を守り、上野と並ぶ11アンダー2位にテレサ・ルー(台湾)が続いている。申ジエ(韓国)は5アンダー17位、アン・ソンジュ(韓国)は2アンダー49位に後退した。

 シード当落に色めき立つプロ選手たちを横目に来年のプロテスト受験&合格を目指す高校3年生アマ・上野が怒濤(どとう)のバーディーラッシュを見せた。

 インコース10番からスタートして、13番で1メートルをものにすると、17番まで5連続バーディー。さらにアウトでも2番で6メートル、3番1メートル、5番パー5では第2打をグリーン左エッジに運びパターで寄せて計8つのバーディーを決めた。

 「先々週、ホームコースの枚方国際でベストスコア3打更新の63が出たばかり。試合ではもちろん自己ベストです」。

 ミレニアム世代と呼ばれる期待多き学年だ。国内外で活躍中の安田祐香(滝川二高3年)や吉田優利(麗沢高3年)、後藤未有(沖学園高3年)らの後塵(こうじん)を拝してきたが、「同級生たちの活躍は心底うれしい。悔しいよりは、刺激をもらえてやってやるという気持ちになれる」。石川遼が高校生プロとして活躍する姿を見て、「かっこいいな。楽しそうだな」と思ってゴルフクラブを握ったという“遼くんチルドレン”だ。

 中学2年の時、日本女子オープンに初出場、そこでプロへの気持ちを固めたという。「将来は賞金女王になって、米ツアーにも行きたいと思ってます。(今大会は)いい位置にいるので弱気にならず、優勝したいです」と堂々と言い切った。 (月橋文美)

 

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