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【サッカー】

麻也、カズに並ぶ 代表89試合目は古巣グラの本拠地で

2018年11月18日 紙面から

ランニングで調整する吉田(左から5人目)ら=愛知県豊田市で(榎戸直紀撮影)

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 サッカー日本代表は1-1で引き分けたベネズエラ戦から一夜明けた17日、国際親善試合のキルギス戦(20日・豊田スタジアム)に向け、大分市から空路で移動後、愛知県豊田市内で調整した。DF吉田麻也(30)=サウサンプトン=は第2の故郷で、三浦知良に並ぶ代表通算89試合目を迎える。同じW杯組のMF原口元気(27)=ハノーバー=は「ドローを良しとしてはいけない」と、勝利に強く執着する姿勢を訴えた。

 古巣の本拠地に凱旋(がいせん)するDF吉田は、キルギス戦に出場すれば、代表通算89試合出場となり、歴代12位のFW三浦知良の記録と肩を並べる。

 井原正巳の122試合(歴代2位)がDFとしては最多の記録。吉田は「よくよく考えると、井原さんまではだいぶあるな」と口にした。

 そして、笑みをたたえながらも、少し真顔で偉大な“キングカズ”への敬意も忘れなかった。

 「もちろん光栄ですけど、カズさんはまだ(代表を)狙っているので。これからもレースはまだ続いていくと思います」

 ベネズエラ戦でも存在感は抜群だった。決勝点と思われた終了間際のヘッドは、オフサイドで幻となったが、安定した守備と統率力でチームをコントロールした。サウサンプトンでは出場機会に恵まれないが、そんな不安はかけらもなかった。

 名古屋のルーキーだった2007年5月19日の浦和戦で初めて豊田スタジアムのピッチに立ったとき「プロになったことを実感した」という特別な場所。昨年10月のニュージーランド戦以来のピッチで、記録を刻むと同時に、アジア・カップに向けた手応えをつかむ。

 

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