今季取得した国内FA権を行使せず残留したロッテの角中勝也外野手(31)が17日、ZOZOマリンスタジアムで契約更改交渉に臨み、現状維持の1億3100万円でサインした。単年契約について「複数年にしちゃうと、最後の年だけ頑張りゃいいやって、たぶんそうなる。(愛着あるロッテで)優勝旅行にいって、みんなとワイワイやりたい」と話した。
そんな角中が期待の新星を一蹴した。ドラフト1位で指名された大阪桐蔭高の藤原恭大外野手(18)について「スーパースター候補が入ってくる。3年間は負けないように頑張ります。さすがに高卒の若造にはね」とニヤリ。自身は独立リーグ経由で、ドラフトは下位指名。そこから首位打者に2度輝いた実力者が、三拍子そろった逸材の前に仁王立ちする。
だが、全ては藤原の潜在能力を認めてこその辛口エール。甲子園などでのプレーは映像でチェック済みで「3年で(1軍に)出てくると思う。間違いなく」と太鼓判を押した。自身はさらなるレベルアップに向け、今オフは肉体強化に励んでいる。藤原がプロのイロハを体にたたき込むまで、「カク」の違いを見せつける意気だ。 (小林良二)