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幼馴染が女勇者なので、ひのきの棒と石で世界最強を目指すことにした。 作者:のきび

第三章 ミスティアとクロイツ ―ふたりの魔王討伐―

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クロイツと勇者候補選抜御前試合 その十二 ~アリエルの心の奥底のガリウス~

「一緒にいかなくてよかったんですか?」

 ディオナが私の顔を、のぞき込むように見てハンカチを差し出す。ディオナのお手製であろうハンカチは花の刺繍が縫われていてとてもきれいだった。

 刺繍に目をやることで私に出されたハンカチの意味を理解しないでいた。分かってる、これは現実逃避だ。私はハンカチを受け取らずに目元を手のひらで(ぬぐ)った。

「大丈夫です、さあ、行きましょう。エマさん今度は普通の速度でお願いしますね」

 私は作り笑いを浮かべ御者席のエマにお願いした。走り出した馬車の速度を見て、これなら大丈夫ねと人心地(ひとごごち)つきソファーに座るとため息をついた。

 こんなにもクロイツ様と離れるのが辛いだなんて、兄様をつれてくればよかったとも思うけど、あれはスケベ魔神になり果てた、人間の雄が珍しい獣人達にもてはやされてすっかりイケメン気取りだ。勇者マイラに不遜な態度を取ったのもその影響だろう。

 下手をすればクロイツ様にも手を出しかねない。まあ、そこまで落ちぶれてはいないと思いたいのだけど。


 ティアが私のとなりに座り手を取るとギュッと握った。

「大丈夫ですよ、クロリアさんは最強ですから」

 わたしは、あの人の身を案じていない。ティアが言うとおり最強なのだ、人間相手に負けるわけがない。

 なによりピンチのときにはシルフィーネ様が出てくる。あの方はシンヤ様を越える存在、初代六家門の勇者をも越える存在なのだ。その人が負けるわけがない。だから私は心配はしていない。

 この憤りは自分に対してなのだ。離れたくない。ずっと側にいたい。この国なんてどうでもいい。そう私のエゴだ。自分勝手なエゴなのだ。

「ティアちゃんはクロリア様を信じてるんですね」

「そうですよ、やる時はやる人ですから」

「そう? いつもお茶らけて……。いいえ、そうね、あの人はいつも一生懸命に私を助けてくれたよね」

「私たちですよ?」

 ティアは私も許嫁でちゃんと守ってもらってるアピールをする。それがどことなく意地らしく可愛いく思う。ディオナはそんなティアちゃんをドン引きするような目で見ているけど。まあ、クロリア様じゃ仕方ないわよねオンオフが激しいからディオナさんの気持ちも分からないでもないわ。


 しばらく何事もなく馬車は進んでいたが、馬車が急停車をしたと思うとエマの怒声が響く。

「道を開けなさい! 引き殺しますよ!」

『”デス”』

 その地獄から響き渡るような声がが響くとガタッと言う音と共に馬車は前のめりになった。

 馬車の窓から外を見ると、馬車の前に黒髪の美しい女性が立っていた。なぜか馬車に繋がれているはずの二頭の馬はいなくなっており、その場所には灰の山ができていた。

 その灰はまるで、ガリウス様が真名命名(ネーミング)をしたゴブリンの死骸のようだった。

 その黒髪と灰の山が私を一気に戦闘体制にさせた。この世界に黒髪の人間はいない。なにより、あれはまるでガリウス様の能力と同じだ。あれは予測のつかないイレギュラーだ、そしてあいつはマップに映っていない。


「皆あれは敵よ、気を付けて」

 皆に注意をするように言うと私は馬車のドアを開け外に出た。

「何者ですかあなたは!」

 黒髪の女が私をみてニヤリと笑う。一瞬で悟った。私はこの女に勝てない。レベルが違いすぎる。何でこんな化け物がこんなところにいるの。

「なんなのあなた道を開けなさいよ」

 ディオナが斧を女に向けて構える。その刹那、黒髪の女の攻撃が放たれた。間に合わない。ディオナが殺される瞬間斧が変形し檻を作った。女の攻撃は斧に弾かれ四散した。

「ほう、これはすごい。私の攻撃を無効化するのか。青の髪の一族が持つ武具はこれほどの力引き出したことなどなかったのに」

 女はそう言うと檻に閉じ込められたディオナの方へと歩を進める。

「四神召喚」

 私は四肢の神器から召喚獣をだし武器を構えた。一瞬でも油断したら死ぬ。

「ふふ、ずいぶん懐かしいものを引っ張り出してきましたね。それは魔神剣(デモンデバイス)の試作品とも言うべき物で対した力はありませんよ」

 この女この神器を知っている。つまり性能も把握されている。不意打ちなどはできない。

 どうする、どうする?

「ふふ、なにも、あなたたちを殺そうと言うのではないのですよ。そちらのティアと言う子を渡しなさい。そうすればあなたたちは許してあげるわ」

「ティアを渡すわけがないでしょ! 斧さんここから出してよ!」

 ディオナさんが檻の中で暴れるが檻に変形した斧はビクともしない。あの檻は黒髪の女の攻撃を防いだディオナさんはあの中の方が安全ね。

 それにしても許す? 何に許されなきゃいけないの、私たちはなにも許しを乞うようなことなどしていない。

「そうかしら? これからその子を使いずるいスキルアップをするでしょう? と言うかもうしたわよね。それはこの世界では許されないことなのよ」

 ずるいスキルアップ、ティアちゃんを使ったスキル上げのことか。しかし、この女シンヤ様と同じに私の心を読んだ。

「どうする? 私としてはその子を差し出せばあなた達には興味がないのだけど」

「ティアちゃんを渡したらどうするつもりですか」

「殺しはしないわ、ただハコブネのような場所で隔離するけどね。ズルはアディリアスの作った神のシステム(ユグドラシル)を冒涜するものだから許されないのよ」

 何でこの女が神のシステム(ユグドラシル)のことを知っているの。あれは天使クラスの者ではないと知らないはずなのに。

 まあ、異世界人である黒髪だし、使徒関係と言うことかしらと? でもそれだとおかしい、使徒はブカロディお姉さまの内に3人、静と言う方で4人のはず。五人目の話などシンヤ様から聞いたことがない。この女は誰? 分からない。多分、私の知識が及ばない存在なののかもしれない。でも……。

「ティアちゃんは私の大事な家族なのよ、渡せるわけがないでしょ!」

「アリエルさん」

 ティアちゃんは足をガクガクと震わせて気丈にも私の名を叫ぶ。確かにこんな化け物目の当たりにしたら恐怖で震えるのも仕方がない。正直私も怖い。

「できれば、あなたは殺したくないのよね。ガリウスが悲しむだろうし」

 なぜ、この女がガリウス様の名前を、それにガリウス様が悲しむ? 私を置いていったガリウス様が?

「そんな嘘……」

「嘘じゃないわよ、ガリウスはあなたやカイエル、クロイツをなにより大事に思っているわよ。だから安全なハコブネに残してきたのよ」

 人の心を読める人間だ。私の記憶を読み解いて私の欲しい言葉をしゃべっているだけかもしれない。

「嘘を言ってもだめよ。ガリウス様はミスティア様をなにより愛してらっしゃるわ」

 私のその言葉に女は大笑いをする。

「心にも思ってもいないことを言って笑わせないでちょうだい。あなたそんなことこれっぽっちも思っていないでしょ」

「なっ! そんなことわ」

「無理しなくていいわ、あなたの心は手に取るようにわかるもの。ずっと一緒にガリウスといたかったのでしょ?」

 私はその言葉を否定しなかった。ずっと一緒にいたい。ずっと一緒にいると言ってくれたのに。私たちは私は置いていかれた。一度目は仕方なかった。でも二度目は私たちを連れていけたのに。

「正直ミスティアじゃなく、あなたがガリウスの側にいれば世界はこんなことにならなかったと思うわ。これはミスティアを選んだ私のミスだけどね。ガリウスの側にただいたいと言うあなたに、私は好感を持っているわ。だから殺したくないのだけど」女はそう言うと悲しい表情を見せるが「ifの話をするなんて私も弱くなったものだわ」と言いまた私の方に向き直る。


 この女の正体が分からない。ガリウス様を知っているのは確かかもしれないけど魔王軍なのかデスの名を関するものなのか。

「ああ、これはごめんなさいね。私の名前は聞かない方がいいわ。聞いたら殺さなきゃいけなくなるから。でも皆から村長と呼ばれているわ。」

 そして女は言う自分の役目は世界の理を崩すものを集めて保護するのが役目なのだと言う。だからティアちゃんを迎えに来たのだと。

「理を崩す存在だから渡せ? 渡せるわけ無いじゃない。天使力(アーク)解放!」

 迷っている暇はない私はシンヤ様から勇者相手以外に使用を禁止されている天使の力を解放させた。天使の力をまだ完璧にコントロールできないけど、それでも私の力を底上げしてくれる。それにともない四神の力も増した。

「やれやれ、私は殺す気はないと言ったわよね? その私に刃を向けると言うことは死んでも仕方ないと言うことよ?」

 今にも押し潰されそうな気を女は私に放つ。息が荒くなるのを感じる。多分、体が死を直感しているからだ。

「ティアちゃんは絶対に渡せません!」

「仕方ない娘ね、クロイツが戻るまでそれほど時間がないようだから手早く行くわよ」

 この女でも神剣(デバイス)使いのクロリア様が恐ろしいようで、戻るのを恐れているようだ。なら戻るまでの時間を稼げば私たちにも勝機はある。

「させません、四神魔法 相剋の殲滅(アトリビュート)

 四つの属性が互いに力を高めエネルギーを極限まで高める数メートル進むごとにその力をまし敵を穿つ。これなら!

「”デス”」

 しかし私の放った相剋の殲滅(アトリビュート)は黒髪の女のデスの一言で掻き消え、四神すら消滅させた。

「な、なんで……」

 力が違いすぎる。私の技など、あの女からしたら児戯。いいえ赤ん坊が動いた程度のことでしかないんだわ。

「力の差は分かったでしょ、ティアを渡しなさい」

「だ、ダメです。絶対に渡せません」

「ガリウスを悲しませたいの?」

「私は、ガリウス様に捨てられた人間です。今さらあの方は私が死んでも悲しみません」

 その言葉を言い終わる前に私に拳が飛んできた。あまりにも早いその動きに私はお腹を殴られ吹き飛んだ。アイキドゥーを使う暇すらなかった。全く反応できない。まるであのときのデスの名を関する者の攻撃のように。

「デス・ハンド程度と一緒にしないで欲しいわね、私はあの子達より100倍強いわよ」

 100倍はさすがに誇張だろうが、最低でもあのデス・ハンドよりも強いだろうことはわかる。今の私は天使力(アーク)を解放してるのにも関わらず、この女の攻撃に反応することができなかったのだから。

「ひ、一つだけ聞かせてください、あなたはガリウス様の手の者なんですか?」

「なぜそれを聞きたいの?」

「ガリウス様をあなたたちが守っているなら安心だからですよ」

「そう、残念だけど違うわ。ただガリウスは私にとっても大切な存在だから、できる限り守るわよ」

「そうですか、それなら安心しました。ですがティアちゃんは絶対に渡しません私の命に変えても」

 とは言え四神が無い以上、私の攻撃力はたかが知れている。あと残された私の一手は自爆、天使力(アーク)を極限まで高めて打ち込むだけ。まあ、あの女にはバレているでしょうけどね。

「アリエルさん、私が行きますから、だからもうやめてください」

 ティアがボロボロの私を見て泣きながら訴え恐怖から腰が抜けたようで這いずりながらこちらに来ようとする。

「ティア、だめよ! あなたは逃げなさい」

 ディオナさんがティアちゃんを逃がそうと必死で叫ぶがティアちゃんの意思は固く、自分を犠牲にして私を救おうとしている。こんな小さい娘に自分を捨てる決断をさせて私は何をやってるんだ。

 クロイツ様なら、いいえ、クロリア様なら絶対に何があっても大切なものは守る!

「ふう、仕方がないわね。ガリウスが悲しむでしょ。本当に死をもってまでしてその子を守るの? あなたにとってなんの価値もないでしょ、そんな娘」

「ありますよ、私の大切な家族で義妹です」

「アリエルさん……」

「愛に飢えると言うのは難儀なものね。まあ、その気持ち分からないでもないわ。なら愛のために死になさい」

 女が私の前に立ち頭にてを置く、先程もらったパンチの一撃が重すぎて身体が動かない。マップ上のクロイツ様の光点はまだ王都だ。さすがに間に合わないよね。そして天使力(アーク)の集中も間に合わない。収束力が足りなくて自爆ができない。

「ごめんなさいねアリエル、死になさい”デス”」

 ”バキッ!”

 鈍い音が響き、女が後ろに後退する。助かった? クロイツ様? だけど未だにクロイツ様の光点は王都にあった。私を助けてくれたのはクロイツ様ではなかった。黒いローブに身を包んだ小柄な人が私を守るように立つ。

「お久しぶりですねお師匠様、この子は殺させませんよ」

 黒髪の女と対峙するその黒いローブを着た人はオババ様だった。



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