アマチュアボクシングの第88回全日本選手権の大会2日目は16日、茨城・城里町の水戸桜ノ牧高常北校体育館で行われ、ウエルター級・準々決勝では元WBAスーパーライト級王者・平仲明信さん(55)の長男・信裕(芦屋大4年)が石灘隆哉(日大2年)に僅差の判定0-3で敗れた。最終3回に猛攻をかけたが、序盤の出遅れが響き、代表候補選考を兼ねた全日本タイトルを逃した。
「学生最後の大会で悔いの残る負け方になってしまった。これで難しくなったが、来年も東京五輪を目指します」と平仲信。また、バンタム級準々決勝では本命の元世界ユース王者・堤駿斗(東洋大1年)が勝ちながらも右手親指付け根を骨折するアクシデントがあった。 (藤本敏和)