エドゥアルドネット、勝ち点１でも積み上げる　残留へ残り２試合

　名古屋グランパスは１６日、愛知県豊田市のトヨタスポーツセンターで非公開練習した。ＭＦエドゥアルドネット（３０）は残り２試合の戦い方について、連勝で残留を決めるのは当然とする一方で、「勝てなくても負けないこと、勝ち点１を重ねることも大事」と勝ち点獲得への重要性を説いた。

　残り２節となり、いよいよその陣容が見えてきた残留争い。グランパスも不本意ながら“主役”の一員だ。尻に火が付き始めたなか、「勝ち点１」という言葉を使い始めたのは清水戦後のネットだった。「勝ち点１でも取らないといけなかった」と踏みとどまれなかったことを悔やんだ。

　得失点差でＪ２に降格した２０１６年のグラ戦士と同様に、勝ち点１の意味を誰よりも理解する。その前年、当時所属していた母国・ブラジル１部リーグのアヴァイで、勝ち点１差の２部降格を味わったからだ。

　だからこそ言う。「勝つことに集中するが、負けないことも大事。勝てないのであれば、勝ち点１を積み重ねることができれば、最後の最後でその差が出てくる」。