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【芸能・社会】

イッテQ!「祭り」コーナー休止 日テレ長社が謝罪

2018年11月16日 紙面から

 日本テレビの大久保好男社長は15日、人気バラエティー番組「世界の果てまでイッテQ!」のやらせ疑惑で「疑念を生み心配を掛ける事態になり、おわびを申し上げる」と謝罪、問題になった世界の祭り紹介企画を当面休止するとした。兼務する民放連会長の定例会見で述べた。

 やらせ疑惑は、週刊文春が、同番組が放送したタイやラオスの祭りを「でっち上げ」と報じた。大久保社長は「やらせやでっち上げの意識はなかった」と故意性を否定。一方で「番組制作陣が祭りの解釈を拡大し過ぎて、視聴者がイメージするには無理があるものも祭りとして扱ってしまった」と釈明した。

 祭り企画に登場する、お笑い芸人の宮川大輔らの名を挙げ「番組にご出演いただいているタレントの皆さんに責任がないのは明らか。日本テレビとして、こうした事態を招いた責任を痛感している」と述べた。

 これまでに放送した祭り企画約110本を社内のチームで調査して結果を報告し、調査終了後には責任者の処分を検討する考えも示した。

<「イッテQ!」やらせ疑惑> 人気バラエティー番組「世界の果てまでイッテQ!」(日本テレビ)の世界各地の祭りを紹介するコーナーで、祭りがでっち上げられていたとされる疑惑。週刊文春が現地取材などを基に2週にわたり報じた。問題となったのは、5月に放送されたラオスの「橋祭り」と、昨年2月に放送されたタイの「カリフラワー祭り」。いずれもバンコクを拠点とするコーディネート会社が関わり、優勝者らに賞金を支払ったとしている。

 

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