セトゥ・バスカラ学園のサイトは昨年6月以来見てなかったが、先ほど見に行ったら、トップページに次のようなメッセージが出ていて驚いた。

We Deeply mourn the sudden
demise of our beloved founder
 Mr. Sethu Bhaskaran
Staff & Students
Sethu Bhaskara Matric.Hr.sec.School

敬愛する創立者セトゥ・バスカラン氏の突然のご逝去に
心から哀悼の意を捧げます
 ----セトゥ・バスカラ学園 職員・学生一同
http://sethubhaskara.in/default.html

インドのThe Hindu紙の死亡公告によると、2012年6月8日死去とのこと。
http://www.thehindu.com/obituary/article3515341.ece

遅ればせながら謹んで氏の冥福を祈りつつも、不思議に思ったことがある。

それは、バスカラ学園のオフィシャルサイトは創立者である同氏への哀悼メッセージを上記のように載せているのに、インド創女のサイトでは全くそれが見当たらないということだ。絶対載せなければならないというわけではないが、創立者を共有する系列校の一方にはあって、一方にないというのは奇妙だ。前稿で“創立者”バスカラン氏のインド創女サイトでの扱いの軽さについて指摘したが、死してもなおこの扱いとは、なんとも気の毒な話だ。

もう一つ奇妙なことがある。インド創女の役員リストが昨年8月以降に更新され、池田夫妻の名が抹消されていることを前稿で書いたが、リスト更新時点ですでにバスカラン氏は亡くなっているのだから、その名も現行役員リストから削除されるべきなのだが、いまだに残ったままだ。これはつまり、昨年の役員リストページの更新は、役員改編を反映したものではなく、単に池田夫妻の名を隠蔽したかっただけ、ということのようだ。

さてさて、バスカラン氏亡き今、インド創女オフィシャルサイトは今後どのように同氏を位置づけていくのか、見ものだ。現行役員リストからは消さねばならないが、「founder(創立者)」という肩書きは名目上のものとはいえ永遠のものだから、どこかにメモリアルとして残さねばならない。これまで池田師匠に気を遣ってか、あるいは師匠筋からの圧力か、“創立者バスカラン”紹介ページが設置されてなかったけど、渋々でも作るかな?