「小柳さとし後援会」の政治資金収支報告書記載をめぐる疑問 電話・ファックスがあるのに通信費の計上すらない不思議

既にお伝えしたとおり、BRT推進派小柳聡市議が代表者を務めていた「小柳さとし後援会」は平成28年、29年の2年分の政治資金収支報告書を提出しないという政治資金規正法違反を犯していました。

小柳聡市議の「弁明書」によると、「理解不足、認識不足」のため2年分提出しなかった、平成28年、29年分についてはあらためて収支ゼロで報告をしたとのことです。

しかし、この収支ゼロというのが本当なのかどうか、検討してみる必要があります。

http://koyanagi-satoshi.jp/office/のサイトでは、最近まで「小柳さとし後援会」との表記がされていました。そして、同サイトにはその電話番号とファックス番号の表記がされていました。

多くの場合、ホームページの維持管理については費用がかかります。また、後援会の電話・ファックスについても当然費用がかかります。

ところが、小柳聡議員は、平成28年、平成29年はゼロ収支であったと説明しているのです。

後援会として費用が発生していると考えるのが自然なのに平成28年、平成29年はゼロ収支だというのは理解に苦しむところです。

仮に支出があるのに政治資金収支報告書上ゼロ収支とされていれば虚偽記載となります(後援会口座からの引き落としがあれば支出欄に記載すべきです。後援会口座から払われていないとしたら、財産上の利益があるものとして収入欄に記載すべきものと思われます。いずれにしても、後援会のホームページ、電話・ファックスについて費用がかかっているのであればゼロ収支ということはありえません)。

そのため、過日、市民有志において、小柳聡新潟市議会議員に対し、それらの疑問点についての質問をする公開質問状を郵送しました。しかし、それに対し、小柳聡議員代理人から、8月9日付で告発状が受理されている」ことを理由に全面的に回答を拒否する連絡が来ました。

ここでいう「告発状が受理されている」というのは、政治資金収支報告書を提出しなかったことについて告発状が受理されていることを意味すると思われます。そうであれば、それは政治資金収支報告書の記載内容の真偽とは関係ありませんし、政治資金収支報告書の記載内容についての質問に対する回答を拒否する理由にはならないと考えます。

政治とカネをめぐる問題についてはぐらかし、説明を拒むのは、政治家としての適格性を欠くのではないでしょうか。

小柳市議には市民に対する十分な説明をしていただきたいと思います。

なお、本文章は、公開質問状を出した市民有志の方からご提供いただいた資料に基づき記載しています。市民有志の方にはあらためて感謝申し上げる次第です。

 

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