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【芸能・社会】

東西ジャニーズJr.100人以上登場 映画「少年たち」来年3・29公開

2018年11月16日 紙面から

史上初のロケが行われた重要文化財の旧奈良監獄

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 1969年にフォーリーブスの主演で初演されて以来、数多くのジャニーズグループが受け継いできた舞台シリーズ「少年たち」がジャニー喜多川社長(87)の製作総指揮のもと初映画化され、来年3月29日に公開されることが決まった。15日、配給元の松竹が発表した。舞台版に4年連続で出演中のジャニーズJr.の6人組「SixTONES(ストーンズ)」と「Snow Man」を中心に関西ジャニーズJr.の主要メンバーも新キャストに加わり、次世代を担う東西のJr.が勢ぞろいする。

◆3つのチーム

 初演から50年。ジャニーズ事務所の将来を担う“少年たち”が銀幕に新たな歴史を刻む。ジャニー社長が映画の「製作総指揮」を担当するのは初となる。

 少年刑務所を舞台に、雑居房で徒党を組む赤、青、黒の3つのチーム同士がけんかを繰り返しながらも、一人の新入りの加入をきっかけに友情をはぐくんでいく姿を歌とダンスに乗せて描く。映画版では、新たな看守長に暴力で支配された少年たちが、地獄のような毎日に苦しみながら心をひとつにしてある計画を打ち立てる。

 メガホンを取るのは、TOKIOの長瀬智也主演の「空飛ぶタイヤ」などで知られる本木克英監督。今年2月と7月に明治時代に建設された五大監獄のひとつである重要文化財「旧奈良監獄」で史上初のロケを行った。

 チーム「赤」はSixTONES、「青」は「Snow Man」、「黒」は「なにわ男子」の西畑大吾(21)を中心とする関西ジャニーズJr.がメンバー。ほかにも「HiHi Jets」「東京B少年」「7MEN侍」「5忍者」らが脇を固め、東西のJr.100人以上がスクリーンに登場する。

 さらに、新任の看守長役を関ジャニ∞の横山裕(37)、児童相談施設の後見人をA.B.C-Zの戸塚祥太(32)が熱演する。

◆人生初の短髪

 SixTONESのジェシー(22)は「髪形も人生初の短髪なのでそこも見てください!!」と呼び掛けると、Snow Manの岩本照(25)も負けじと「歴史ある『少年たち』が映画化!? と、素直に驚きと、このプロジェクトに携われるうれしさを感じました。人生で一番短髪にして撮影に臨みました」とアピールした。

 「なにわ男子」の西畑も「関西ジャニーズJr.代表としてこの作品に参加させていただいたので身が引き締まる思いでいっぱいです。サプライズ好きのジャニーさんが何を仕掛けてくるのか、今から僕自身とても楽しみにしています」と映画の完成を心待ちにしている。

<舞台「少年たち」の歴史> 米兵として日本や韓国に赴任経験を持つジャニー喜多川社長が、さまざまな事情を抱える人たちとの出会いを通じて描いたオリジナルストーリー。69年から71年にかけてフォーリーブス主演で上演され、ジャニーズミュージカルの礎を築く作品となる。

 2010年に「少年たち-格子無き牢獄-」のタイトルで復活。大阪松竹座で関西ジャニーズJr.、A.B.C-ZとKis-My-Ft2が東京・日生劇場で主演した。以降もA.B.C-Zや関西Jr.を中心に上演し、15年からは毎年サブタイトルを変え、SixTONESやSnow Manらを中心としたキャストが4年連続で日生劇場のステージに立っている。

 

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