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【ドラニュース】<与田竜 新スタッフに聞く!>(1)阿波野投手コーチ 勝てる投手育てる2018年11月16日 紙面から
巻き返しの2019年に向けて、この秋季キャンプから動きだした与田剛監督(52)の新体制。監督経験も豊富な伊東勤ヘッドコーチ(56)をはじめ、荒木雅博2軍内野守備走塁コーチ(41)ら今季限りで現役を引退した竜戦士も加え、10人の新しい頭脳がスタッフに加わった。新コーチ陣の意気込みや立て直し策は何か。随時掲載するインタビュー企画「新スタッフに聞く」で思う存分語ってもらう。第1回は与田監督の亜大時代の先輩でもある阿波野秀幸投手コーチ(54)。問題山積みの投手陣を再建するキーマンだ。 (聞き手・竹村和佳子) -秋季キャンプの中で、さっそく新しいメニューやアイデア練習が、阿波野コーチの発案で導入された 「現役時代から、いろいろ考えながら練習方法を工夫してきた。キャッチボール前に肩甲骨と股関節を動かすエクササイズを入れたのは第1弾。それから、ブルペンに入らない投手が行う3種トレーニングが第2弾。まだまだ改革案はある」 -中日投手陣のイメージは 「就任が決まって、全試合じゃないけど全選手の今季登板の映像を見た。それとキャンプで見た現実と、今は照らし合わせている状態。皆勝てる球は持っていると思う。それでも勝てないのはなぜか。光る球があっても続かないのが苦労している部分だと思う。1年間活躍する上で大事なのは再現性。好不調は、スタミナや内臓の疲れで起こる仕方のない部分もあるけど、フォームの乱れのせいにはしたくない」 -気になる選手 「近年中日は、アマチュア時代にすばらしい実績を残した投手が何人も入団している印象がある。甲子園で全国制覇した小笠原や大学で頂点を取った柳。他にもいるけど、皆がいい投手と認める立場でプロの門をたたいてきた彼らが、もしプロで苦しんでいるのだったら、どの辺の歯車がかみ合っていないのか。それをかみ合わせて、なんとか本来の居場所に戻してやりたい」 -投手のどこを見る 「まずは本人のメカニック。正しく投げたい所に体が機能しているか。球の速い投手が多いのはうれしいけど、力いっぱい投げたいがために、違う方向にかじ取りされていないだろうか」 -ブルペンでよく動くのはそのため? 「そう。三塁側、一塁側などいろいろな所から見る。捕手の後ろからは打者目線で」
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