紅葉シーズンに合わせ、特別公開の始まった末浄水場園地=15日午前9時40分、金沢市末町
15日の石川県内は曇りで、加賀南部を中心に晴れ間がのぞいた。最低気温は白山市河内で3・3度など7地点で今季最低を記録したが、正午までの最高気温は輪島15・6度、金沢14・8度など平年並みとなった。
金沢市末町の国名勝「末浄水場園地」では、秋の特別公開が始まり、来園者が幾何学模様の近代的洋風庭園と赤く染まる木々が織り成す景観に見入った。北園地と東園地が開放され、来園者は沈でん池やろ過池の周りを散策した。
六つのろ過池のうち二つは水が抜かれ、ろ過のために敷かれた砂の表面に付いた藻などを削り取る作業を公開した。地元の犀川小児童の書なども展示された。特別公開は18日まで。
金沢地方気象台によると、16日は寒冷前線が夜に北陸地方に接近するため、県内は夜遅くに雨の降る所がある見込み。