高級車窃盗、不正輸出疑いで逮捕 グループの12人、被害8億円
国産高級車を盗み不正に輸出したとして、大阪府警などは15日までに、窃盗や関税法違反容疑で12人を逮捕した。盗難車は、正規の輸出許可を受けた中古車と入れ替えてコンテナに積み、パキスタンなどに輸出していた。被害は約100台、総額8億円相当に上る。
捜査関係者によると、昨年9月以降、大阪市や京都市の住宅などでトヨタのレクサスやランドクルーザーといった高級車を盗んだとして窃盗グループの男らを逮捕。盗難車はパキスタン人の男らが買い取っていた。
パキスタン人の男はオークションで格安の中古車を購入。通関手続きを受けた後、盗難車と入れ替え、横浜港から輸出していたという。