10月に開幕した卓球の新リーグ「Tリーグ」女子に参戦しているTOP名古屋が14日、名古屋市港区の武田テバオーシャンアリーナで15、16日に行われるホーム開幕シリーズを前に名古屋市内で会見。開幕から3戦3敗のスタートとなったが、ホームでの「初勝利」を誓った。
名古屋を拠点に船出した全く新しい卓球チームが、いよいよホームでお披露目される。主将を務める森薗美咲(26)は会見で、「記念の1勝をホームの名古屋で挙げたい」と力を込めた。
新チームは国際色豊か。世界ランク8位の鄭怡静(台湾)、ルーマニアのエリザベタ・サマラ、韓国の徐孝元、香港の呉穎嵐と多士済々。日本人選手は森薗を筆頭に、愛知県出身の安藤みなみと野村萌、鈴木李茄がメンバー入りしている。
開幕からの3戦は、敗れはしたが好ゲームを展開した。中国人選手と互角の勝負を繰り広げた17歳の野村は「以前は(同世代の)平野美宇さんや伊藤美誠さんに憧れていたが、今は超えたい選手になった」と自信を深めている。
新井周監督(43)は「技術は大丈夫。あとはメンタルの問題。自分らしく戦えば勝てる」と力強く語る。15日は日本ペイント、16日は神奈川と戦う。試合開始はいずれも午後7時。 (木村尚公)