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そんなのありません。
■前置き
何も言い訳になりません。私が制作に関わった当時は…
「ラフイメージの提出&ミーティング→パーツ単位で進捗状況の報告→細かい修正指示→再度、進捗の提出」というサイクルを何度も繰り返して制作してました。
また「無料でやってもらおう」なんてつもりは毛頭なく、知り合いのプロで3Dモデラーやってる方にいくら払うべきなのか?相場や見積りはどうすべきか?をきっち相談して、金額面での打ち合わせもし、金額を回収するための手段(クラウドファンディングの検討)やモデラーさんに還元する方法を必死に考えながら制作してました。
(当然ですが、結果として支払いは発生しませんでした)
また、私はずっとオリジナル作品しか使ってないにもかかわらず「VRChatが永遠、後ろ指さされる事」に対する問題意識はお互いに共有していたつもりでした。
その事について、コミュニティ内でも何度も揉めてました。
誰かが間違うぐらいなら、自分のモデルを使ってもらって、変な使われ方されたとしても自分が嫌な思いをする方がマシだという思いで極力緩い方針でモデルの配布も行ってました。
そういった背景があっても、起こる時は起こります。
外から見えてる物と、当事者から見えてる物には乖離があると思います…
■3Dモデル発注時における対策
結論から言うと、3Dモデルを発注する際は以下の実施を検討するのがよいと思います。
・フルスクラッチの場合は、制作過程の映像を撮ってもらう。
すごい手間ですが…この分も作業工程として見積もってもらい、撮影費を払った方がマシです。
・間に企業に入ってもらう。
安全費で数十万乗っかるぐらいなら安い世界。という認識でいてください。
・実績の多い人に頼む。
実績を積み上げる方が遥かに大変なので、費用対効果が悪くなります。
■「お金がない!」「安価で3Dモデルが欲しい!」という方
「諦めましょう」
安かろう悪かろうどころか、お金を払う場合でもダメな時はダメです。
フルスクラッチのモデルは技術を持った人をまとまった期間稼働させるので…数十万とかかります。企業対企業であれば三桁かかって当然ぐらいのものです。
そもそもそういう物です。
幸いにも、自分が3Dを自作して配布していた当時(2017年下半期)から状況は変わって…
販売されてるオリジナルアバターがだいぶ増えてきました。
・“VRコミケ”ここにあり 熱気溢れる「バーチャルマーケット」現地レポ
・仮想世界でアバター即売会、VRChatで開催された『バーチャルマーケット』が試着もできて凄い
実際、販売モデルの中にはVtuberとしての活動を許可するものもあります。
※※※※※モデル個別の規約を読んで運用してください※※※※※
個性を出すためにある程度アレンジなどすべきですが、オリジナルの装飾を用意するだけでいいのであればフルスクラッチからは大分ハードルは下がります。
また、2018年4月にはVRMの発表…
そして簡単にモデルが作れる「VRoid」の発表。
・ピクシブが「VRoid Hub」発表、自分の3DキャラをVTuberやゲームで共通利用
VRoidが出る前、開発者であるのりお様とアバター文化についても色々お話しました。
明確なビジョンをお持ちの素晴らしい開発者の方でしたので、どうしてもオリジナルの3Dモデルが欲しい方はVRoidを使う技術を習得する方向に向かって欲しいと感じます…
バーチャルキャストに限って言えば、キャラクターメイキングソフト「Vカツ」の連携
・VカツがVRM対応、バーチャルキャストに“行ける”ように
こういった動きは、今後VRMをハブとしてどんどん盛んになってくると予想します。
なので「必ずしもフルスクラッチで用意する」必要性は薄くなってきており、その人の資金相応の代替案が用意されはじめています。ありがたい事に…。
カスタムキャストや、アバターシステムを内包したアプリなども出てきてます。
・「カスタムキャスト」でここまで作れる!話題の自作モデル特集
これらは2017年には無かった物です。
その上でまだ変な作り方しようもんなら「オメーなーー」って気持ちになります。
よくできた改変でも、面影は残りますし見る人が見れば(ん?なんか似てるな?)ぐらいの印象は持たれると思った方がいいです。
自分が言うのも説得力に欠けますが、分かる方が見ればすぐ分かります。
「分かって当然」ぐらいに思った方がいいです。
なので「3Dモデルが金額の問題で用意できない」方は、数多くある代替案から選択し
それらの手段が納得できない&お金がないなら本買って自作しましょう。
自作すれば「何故、3Dモデルが高価であるのか?」も分かると思います。
今後、間違う人が少しでも減れば幸いです…
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