山形県のイカ釣り漁船と韓国漁船が衝突 韓国乗員13人救助
15日午前9時半過ぎ、石川県の能登半島猿山岬灯台から約250キロ沖の日本海上で、山形県の酒田港所属の中型イカ釣り漁船「第38正徳丸」(佐藤長悦郎漁労長、163トン)と、韓国漁船「3088MUNCHANG」が衝突したと、第9管区海上保安本部に連絡が入った。
同本部によると、衝突した海上は、竹島の北東330キロ付近の日本海の好漁場「大和堆(やまとたい))」と呼ばれる海上で、韓国漁船は浸水しており沈没する恐れがあり、乗組員13人は、第38正徳丸に2人、韓国漁船の僚船に11人と全員救助された。第38正徳丸の乗組員は全員無事だという。
同本部によると、現地の天候は晴れで、海上は平穏だという。豊かな漁場として知られる大和堆は、日本だけでなく、韓国や北朝鮮からの漁船も多く出漁しており、日本漁船とのトラブルが絶えなくなっている。
衝突した海上は、日本の排他的経済水域(EEZ)内であるため、韓国船が漁業をしていた場合、違法操業となる可能性が出てくる。
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