2018/10/22 鈴木邦男 ロフトで上祐さんと対談した
ロフトで、上祐さんと鈴木。10/18(木)
礼仁さん、上祐さん、鈴木
終わって、上祐さんと
満員の会場
ロフトで上祐さんと対談すると決まった時から、楽しみでした。心待ちにしてました。10月18日(木)です。学校が7時まであったのですが、「今日は上祐さんと対談がある」と言って早目に授業を終えて、ロフトに向かいました。客も多かったし、質問も沢山来てました。
わざと目立とうとして、わざと変わった質問をする人もいますが。「なぜ、上祐さんが生き延びたのか」「そんな状況だ」とか。「じゃ、あなたが実際にやってみなさいよ」と私だったら言いますね。
あの状況の中で、オウムとして闘い、麻原の力と闘い、そして生き延びてきた。大変なことだと思いますよね。
それに、この人は自分の命なんて考えてない。だって、上祐さんはこの運動に命をかけてます。だって、実は、村井さんを刺殺した徐さんと三人で対談したんですよ。
実は徐さんは、「本当に殺したかったのは上祐さんだった」と言っていたんです。そこで私は、上祐さんに、「徐さんと対談しませんか」と言ったのだ。
上祐さんは、積極的ではない。多分、不安だったと思う。でも、対談に出てくれた。「もし、何かあったら、私が中に入りますから」と言った。それだけの覚悟はしていた。しかし、何とかなるだろうと、注意して対談の場に臨んだ。その時の記憶があったのだ。上祐さんは本当に勇気がある人だと思った。
それに、オウムに入るような人たちは皆、真面目だと思う。東大、京大など主要大学で講演をやった。かなり多くの聴衆が来たという。そういうところでいい大学生をオルグしたいという気持ちもあったのだろう。
又、東大はかつて自分が受けて落ちたところだ。だから、その復讐戦もしたい、という気があったという。
東大、京大などの全国の有名大に行って講演した麻原は、これには驚いた。そして、特に理科系の人間を主にオルグしていたという。
あの頃は、吉本隆明やら、中沢新一までが絶讃してたんだ。「麻原は現代のキリストだ」「釈迦の生まれ変わりだ」と言う人もいた。
又、当日は、サークルが会場を借りた。だが、どんなサークルが借りて、どんなタイトルを付けようとも、許可したのは大学側だ。
麻原が講演する大学で、その大学が許可した。それは大学が認めたのと同じ効果を与えていると思う。
実際、学生はそう思って、「あっ、大学側が認めたから」と思って、オウムに入信した人は多いと思う。10月15日に早稲田で聞いた話だが、学生は、「大学が認めたんだから、大丈夫だろう」と思って入った。オウム側も、「名の通った大学の学生だから」と思って、オルグした。
そして、有名大学の優秀な人が多く入ったと上祐さんは言う。だからオウムはそれで一気にグンと伸びたのだ。
上祐さんは、麻原に超能力はありました、という。特に人の心を見抜いたりする点では凄いものがあったという。「ただ、超能力を持ってたからといって、その人がいい人だとは言えません」と言う。凄いことを言う。そのことをはっきりと言ったのは、上祐さんが最初だと思う。
上祐さんは、サリン事件の時は日本にいなかった。ロシア支部長としてロシアに行っていた。日本にいては邪魔だから、ロシアに飛ばされたんだ、と言う人もいる。
又、ある人は、「上祐さんを残し、守り切ったのだろう」と言う人もいる。私は、それは麻原の心に少しあると思った。自分の娘(長女)と結婚させて、オウムを継いでもらいたい。という気もあったと思う。2代目教祖だ。オウムも大きくなり、上祐さんの下でさらに伸びただろう。
私も子供の頃から宗教的な雰囲気の中で育ったので、そうしたことは何となく分かる。精神と肉体の関係も随分と習った。心を正すことによって肉体も治ると教わった。そんなことも、カルトとしてではなく、上祐さんもキチンと考えると思う。
だから、このような精神と肉体の関係などを教えてくれたらいい。月に1回でも「上祐講演会」をやったらいいと思う。ぜひお願いしたい。
【だいありー】
映画「止められるか、俺たちを」10/13(土)
挨拶する井浦新さん(若松孝二役)
終わって、井浦新さん(中央)と
死刑廃止の会。10/13(土)
ダースレイダーさん
太田昌国さん。加賀乙彦さん
北川フラムさん、池田浩士さん
雨宮処凛さん、山本譲司さんと。10/15(月)
- 10月15日(月)午前中、原稿。
昼、図書館。
5時、新宿御苑のソバ屋に行く。「マガジン9」の大塚さんや作家の山本譲治さんたちと会って、雨宮処凛さんと食事。それからは打ち合わせをする。
日本ペンクラブの集会。10/16(火)
石田純一さんと。10/16(火)
望月衣塑子さんと
- 10月16日(火)午前11時、出版社と打ち合わせ。
6時、文京シビック。日本ペンクラブの集まりに行く。「表現者にとっての表現の自由」。有田芳生さん、石田純一さん、などが講演し、そのあと座談会。とてもよかった。
千賀ゆう子さんのお別れ会。10/17(水)
舞台の写真が
今までの公演のポスターが
千賀さん
- 10月17日(水)高田馬場で「千賀ゆう子さんを偲ぶ会」。今年の9月9日、千賀ゆう子さんが亡くなられた。生前の舞台を私はよく観に行っていた。病気とは知らず、鬼気迫る演技に感動し、お話をしました。
千賀さんは1966年、早稲田小劇場に参加し、10年後に独立。1982年より、千賀ゆう子企画を主宰し、自身による企画制作、芝居、独り語りなどで広く活動していた。
又、「平家物語」などは、とても感動的な舞台で、私はよく観に来ていた。最後の舞台の「桜の森の満開の下」は実に感動的でした。 - 10月18日(木)学校。3時、「現代文要約」。
5時、「読書ゼミ」。阿部彩、鈴木大介の『貧困を救えない国 日本』(PHP新書)を読む。とてもよかった。
終わって、新宿のロフトプラスワンへ。7時半から、「ひかりの輪」の上祐史浩さんと対談。とてもよかったし、わたしの勉強にもなりました。 - 10月19日(金)午前中、原稿。
午後からレーニン事務所で仕事の打ち合わせ。 - 10月20日(土)午前中、原稿。
午後、雑誌の対談。
夜、図書館。 - 10月21日(日)山中湖の三島文学館に行く。初めてだ。猪瀬さんの講演を聴く。とてもよかった。
村西さんの映画
挨拶する村西さん
村西さん(左)と
村西さん、女優さんたちと
SAW。表彰式で
麻生先生(右)と。10/14(日)
冨樫さん(中央)と
【写真説明】
①「止められるか、俺たちを」の上映会があり、行ってきました。これは、亡くなった若松孝二監督のことを描いた映画です。
〈こんなにも命懸けで、こんなにもバカで愛おしい時間が、本物の映画を作っていた〉
と書かれています。そして若松役を井浦新さんがやってます。イメージが違うな、と思ったのですが、映画では、ピッタリでした。凄い映画です。これから全国上映します。
②上映後、関係者の挨拶がありました。若松役の井浦新さんが中央にいます。
③終わって、井浦新さんと。「僕も思ってもいなかったので、ビックリしました」と言ってました。
④死刑反対の集会に行きました。当日のポスターです。10月13日(土)、星陵会館ホールです。寅次郎君と行きました。
⑤ダースレーダーの「Rapで歌う! 死刑囚からあなたへ」。これはとてもよかったです。
⑥囚人から応募のあった小説、評論、短歌、絵などを審査して発表することもやってます。審査員の太田昌国さん、加賀乙彦さん。
⑦そして、北川フラムさん、池田浩士さんです。素晴らしい作品もありました。
⑧村西とおるさんを主人公にした映画が上映されました。「村西とおる 狂熱の日々」です。凄い映画です。圧倒されました。
⑨上映後、村西さんが出て、挨拶してました。
⑩私も挨拶しました。「とてもよかったです。初めまして…」と言ったら、「あっ、鈴木さん、ロフトで何度も会っていますよ」と言われました。
⑪村西さん、女優さんたちと。
⑫10月14日(日)、蒲田西口で。SAW(サブミッション・アーツ・レスリング)という格闘技の大会を観に行きました。ただ、仕事があって大幅に遅れて着いたらもう、閉会式と表彰式でした。
⑬そのあと、懇親会に出ました。右はSAW代表の麻生先生です。
⑭中央の人は、梁山泊空手道連合の富樫宜弘さんです。いろんなことを教えてもらいました。「ビジネスマン空手道」のビデオを送ってもらいました。主演は奥田瑛二、藤岡弘、東さん、冨樫さんも出ています。
⑮10月15日(月)、作家の山本譲司さん。雨宮処凛さん、「マガ9」の人たちに会い、打ち合わせ。そして食事でした。
⑯千賀ゆう子さんの芝居は随分と観てましたが、突然、亡くなられてしまいました。10月17日、小滝橋で「お別れ会」がありました。
⑰もとは早稲田小劇場にいて、その後、ご自身で独立してやってます。今までの舞台の写真がありました。
⑱これは舞台のポスターです。「惜しみなく愛は奪ふ」「桜の森の満開の下で」などのポスターです。
⑲千賀さんです。
⑳言論の自由を考える日本ペンクラブの集会を聞きに行きました。10月16日(火)です。パネラー一人一人が発言し、その中で、「自由な言論が、言論の自由を破壊している」という人がいて、衝撃を受けました。
㉑トップで講演した石田純一さんと。とてもよかったです。
㉒東京新聞の望月衣塑子さんも頑張ってました。
㉓これは10月18日(木)のロフトプラスワンです。「ひかりの輪」の上祐史浩さんと対談しました。
㉔急遽、司会は椎野礼仁さんにやってもらいました(左)。
㉕終わって、上祐さんと。
㉖会場は超満員でした。
【お知らせ】
- 10月27日(土)、28日(日)。富山で合宿。岩井正和さん主催。布清信氏との対談。講演などがあります。参加希望者は岩井さんに電話を。080(5702)8405です。
- 11月8日(木)〜11日(日)。三島由紀夫作品上演企画2018。三島由紀夫原作の『殉教』をやります。脚本・高木尋士(オフィス再生)。企画・演出は劇団再生です。会場はAPOCシアター(小田急線千歳船橋駅5分)。日時は、11月8日(木)が19時。9日(金)と10日(土)は、14時と19時。11日(日)は14時開演です。10日(土)の19時からは、プレトークがあります。高木尋士、鶴見直斗、鈴木邦男の3人が三島について語ります。ご期待下さい。
- 11月24日(土)。三島由紀夫・森田必勝 両烈士顕彰祭。
第1部 追悼顕彰祭。
第2部 特別記念講演。荒谷卓氏(陸上自衛隊特別作戦群初代群長)。
演題「三島・森田精神を現代に活かすとは」。
出席希望者は一水会に連絡を。03(3364)2015