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【ゴルフ】

B・ケプカ、大会3連覇に自信 きょうダンロップ・フェニックス開幕

2018年11月15日 紙面から

記者会見で3連覇を誓うケプカ=宮崎市・フェニックスCCで(大西洋和撮影)

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 男子ゴルフの世界ランキング1位、ブルックス・ケプカ(28)=米国=が14日、ダンロップ・フェニックスの会場となる宮崎市のフェニックスCCで開幕前日の記者会見で、大会3連覇に自信を見せた。世界ランク1位者が国内ツアーに参戦するのは12年ぶり。前週に引き続いて国内戦に臨む松山英樹(26)=レクサス=も会見した。

 ケプカがタイガー・ウッズ(米国)超えを宣言した。「状態はとてもいい。(初優勝時に出した大会記録の)通算21アンダーもあるんじゃないか」。国内ツアーで屈指の注目度を誇るこの大会で、ウッズは2006年に3連覇を目指したが、プレーオフで敗れた。3連覇達成者は尾崎将司(1994~96年)だけ。ケプカは22年ぶりの快挙に挑もうとしている。

 文字通り世界最強の男だ。丸太のような腕から繰り出すドライバーショット(米ツアー2017~18年シーズン平均飛距離313ヤード、8位)を武器に、6月の全米オープンで2連覇を成し遂げた後、8月の全米プロも制してメジャー年間2勝を達成。同一年にこの2大会を制したのは2000年のウッズ以来。10月に始まった18~19年シーズンでもCJカップ(韓国)で2位に4打差をつけて圧勝し、現在賞金ランクトップ。今月11日付の世界ランクでは1位に返り咲き「地球上で自分より上に誰もいないのは気分がいい」と上機嫌だ。

 フェニックスCCは大の得意コースだ。大会記録をマークした16年大会に続き、17年は通算20アンダーながら2位に9打差をつけて圧勝した。この日の会見前にはプロアマ戦に参加してグリーン周囲を厳しくチェック。「相性のいいホールがたくさんある。コースは過去2年と変わっていないことが分かった」と不安はない。

 大会の副賞は宮崎牛1頭分。2年連続で獲得したケプカはいずれも自宅に空輸した。「食べきれなくて、家の冷蔵庫を2台、フリーザーを2台に買い足した。アイスクリームを入れるところもないよ」。高級和牛の流出を食い止める日本人選手出現は果たしてあるのか。(大西洋和)

<ブルックス・ケプカ> 1990年5月3日生まれ、米フロリダ州出身の28歳。183センチ、84キロ。フロリダ州立大時代に3度オールアメリカン選出。卒業後プロ入り。欧州ツアーで腕を磨いて4勝。その後米ツアーに“逆上陸”して15年フェニックスオープンで初優勝。17年全米オープンでメジャー初優勝。18年は全米オープンで連覇を果たした後、全米プロも制した。同ツアー通算5勝。独身。

 

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