BTS事務所が原爆&ナチス衣装問題で謝罪[2018/11/14 11:49]
韓国の男性7人組グループ「BTS(防弾少年団)」が「原爆Tシャツ」「ナチス親衛隊の記章をつけた帽子」などで批判されている問題で、所属事務所は14日、日本語版公式サイトに見解を掲載し、「不快な思いを感じ得た点について心よりお詫(わ)び申し上げます」と謝罪した。
一連の騒動について所属事務所は、原爆被害者やナチス被害者を「傷つける意図は一切なかった」と説明。問題とされた衣装などについては、「当社が事前に十分な監修ができなかった」と責任はアーティストではなく、事務所側にあることを強調し、「被害に遭われた方を意図せずとも傷つけることになった点はもちろん、不快な思いを感じ得た点について心よりお詫(わ)び申し上げます」と謝罪した。
今回の問題で事務所は、日本と韓国の原爆被害者協会の関係者に対し説明と謝罪をしているとし、米ユダヤ系の人権団体「サイモン・ウィーゼンタール・センター」にはお詫びを込めた書簡を送ったという。今後については「さまざまな社会や歴史、文化的な背景に対する理解を基盤に(略)私共によって心に傷を負う方がいないように、さらに注意を払います」と明記した。
なおBTSのメンバーは13日、東京ドームでドームツアーの初日公演を行った。鑑賞したファンによれば、「このような状況になってアーミー(ファンの総称)だけでなく全世界の皆さんが驚かれ、ご心配をかけたと思います」と言及したが、具体的な謝罪はなかったという。