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【プロ野球】

最後は悪送球カバーの甲斐キャノン締め 打ってはV打の大活躍

2018年11月15日 紙面から

9回表1死一塁、ハニガーの遊ゴロで二塁手が悪送球。カバーした捕手甲斐が二塁を狙った打者走者を刺して試合終了となった

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◇日米野球<第5戦> 日本6-5MLB

 最後は甲斐キャノンで締めた。1点リードの9回1死一塁。ハニガーの遊ゴロで併殺を狙ったが、二塁手・山田の一塁送球がそれ、ボールは転々。この間にハニガーは二塁を狙ったが、カバーした甲斐が矢のような送球で刺し、ゲームセットとなった。

 「たまたまです。いつもどおり当たり前のことを当たり前にしただけ」。涼しい顔で振り返ったが劇的な幕切れに大きな声援が送られた。

 バットでも2安打2打点。同点の8回2死一塁から左中間二塁打を放つと、上林の激走もあり決勝点に。「何とかつなぎたかった」と充実感を漂わせた。

 メジャー最高峰の捕手モリーナと友情も生まれた。ミットを交換し互いの健闘を誓った。甲斐は「独特な形。自分のも小さいけどそんなに大きくなかった。似ているのかな」とうれしそう。6回にロサリオに盗塁を許したが、最終戦で再び強肩をみせてくれることだろう。 (土屋善文)

 

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