夏から冬へ、冬から夏へ。衣替えのごとく、愛車の足元も夏タイヤ⇔スタッドレスタイヤに履き替えるわけですが、今回はタイヤを自宅で賢く保管するための、お役立ちグッズをご紹介します。
屋外に置くならばタイヤカバー
ベランダなどの室外でタイヤを保管するときに活躍してくれるのが「タイヤカバー」です。遮光性や防水性に優れたカバーをかけておけば、保管のあいだ直射日光によるゴムの劣化やホコリの付着などを防いでくれます。個包装タイプや、4つまとめて包装するタイプなど、メーカーによってさまざまなタイプのものが販売されているので、好みに合わせて選んでみてください。ただし、屋根のない場所では防水カバーを使っていても内部で結露を起こす場合があるため、なるべく雨のかからない、風通しのよい場所で保管するようにしましょう。
タイヤスタンド
オフシーズンのタイヤはそのまま積み上げて保管しているという方も多いとは思いますが、さらなる安定感と見た目の良さを求めるなら「タイヤスタンド(ラック)」がおすすめです。縦置きタイプと平積みタイプがあり、タイヤ単体で保管する場合はどちらを使っても問題ありませんが、ホイールをはめたままの場合は重みによって接地面が変形してしまうことがあるため、平積みタイプの方が理想的。このとき空気圧は適正空気圧の半分程度(乗用車用なら100kPa程度)にして、タイヤの緊張状態を和らげておきましょう。さらに、一番下のタイヤを重みで変形させないよう、月1回程度配置換えしてあげれば完璧です。
※写真はモータースポーツ用のタイヤラックです。
タイヤ跡のリムーバー
また、タイヤを保管する際にもうひとつ気をつけたいのが「色移り」。直接床の上に置くと保管しているあいだに床面を汚染する場合があるので、タイヤとの接触面には必ず段ボールやベニヤ板などを敷いておきましょう。もしも壁や床にタイヤ跡が付着してしまったという場合は、市販の「タイヤ跡専用リムーバー」を利用するのも手です。
炎天下も雨の日のドライブも、車を支え続けるタイヤは、一見タフな存在にも思えますが実はとってもデリケート。上手な保管方法で、しっかりといたわってあげたいですね。