九州電力は13日、玄海原発3、4号機(東松浦郡玄海町)の新燃料計70体を受け入れたと発表した。本年度3回目の受け入れで、計164体の搬入が済んだ。3号機は予定数を終え、4号機は残り56体を年度内に搬入する。

 燃料は三菱原子燃料(茨城県東海村)が加工し、陸路と海路で輸送した。

 本年度は3、4号機で計220体の新燃料を受け入れる予定。内訳は3号機62体、4号機158体。今回の搬入で新燃料の貯蔵数は3号機232体、4号機180体となった。

 九電によると、燃料加工メーカーに対する、原子力規制委員会の新規制基準の経過措置期間が今年12月に終わる。メーカーが対応工事に入り製造ができないため、年度内に3、4号機それぞれで約3サイクル分(1サイクル=13カ月)を確保する計画だという。