過去に原爆投下の写真がプリントされたTシャツを着用し、批判を浴びていた韓国のヒップホップグループ「BTS(防弾少年団)」のメンバー、ジミン(23)が13日、初ドームツアーの初日となる東京ドーム公演で騒動について謝罪した。
ライブの最後にジミンは「ここ東京ドームに来るまで本当に長い道のりがありました」と述懐しながら「いろいろな状況によってARMY(ファンのこと)の皆さんだけでなく、全世界の多くの皆さんが驚かれ、ご心配をされたと思います。本当にお騒がせしました」と陳謝。その上で「僕達はこれからも会える機会がたくさんあると信じています。今日、皆さんと一緒にした(過ごした)、初めての東京ドーム公演を忘れられないと思います」と、騒動のさなかでも会場に来てくれたファンへの感謝をにじませた。
BTSの韓国の所属事務所「ビッグヒット」もこの日、公式サイトで謝罪文を掲載。日本と韓国の被爆者団体関係者に接触し謝罪を伝える手続き中だという。また、メンバーがナチス親衛隊の記章をあしらった帽子をかぶったりしたことを非難した米ユダヤ系団体「サイモン・ウィーゼンタール・センター」に謝罪の書簡を送ったことも明らかにした。