< 災厄 >の化身(< レイヴンズ >)
< 超災厄 >の最小端末である
< 大災厄 >のさらに最小端末である
< 災厄 >のうちの一体にすぎない個体の
10柱の
【災害龍】を吸収した例の
< 災厄 >が新たに発生させた化身で
11柱存在する。
11柱神との区別のために< レイヴンズ >(渡り来たれし反逆する11柱)と言う通称で呼ばれる。
それぞれが
【災害龍】の化身という意味もあり、
体のどこかにベースになった
【災害龍】のパーツを持っている。
ただし11柱目の「< 災厄 >の化身」のみ龍のパーツを持たない。
サイズは全員バラバラで化身ごとに全然違い、ベースにされた【災害龍】の大きさとも関係ない。
【災害龍】とは全く別の名と通称を持つ。
全ての「< 災厄 >の化身」が独自の眷属を率いている。
全員、力の強さは
【災害龍】と寸分違わない筋力に11柱神に匹敵する上級神並の神が持つパワーを上乗せした程度の実力。
奇跡の力を反転させた逆奇跡を使う。
また、これにより神の奇跡によって発生した結果を打ち消してしまう。
【根絶死樹 スルトホッグ】
それを見上げれば星空全体を燃え上がらせているように見えるほど常に大きく真っ赤に燃え上がる「死の樹」の姿をしていて、
とてつもなく巨大であり枝や根の先端が植物やその根をかじるのに最も適した無数の牙を持つワーム状の龍の口になっていて下部の根を這い回るように移動させて動き回る。
増殖を繰り返す生物を絶滅に追い込む事を目的にしており、
眷属のノコギリやチェーソーを持ち切り株まで燃やし尽くせる火炎放射器も備えた伐採マシンと
鋼鉄の牙を持ち異常に強力な除草剤を噴出する超巨大からミクロサイズまで大小様々な無数の金属製のイナゴの姿をした怪物の超大群を率いて後には草一本残らず喰らい尽くさせる。
【桃豆蒼狼 フェンザリルド】
巨大な蒼龍の姿をしており、星界の星々の光をすべて飲み込んでしまえるほど巨大で耳までさけた狼の口を持つ。
「必ず勝つ」能力を持つ。自分が既に勝利した事を確定した上で襲い掛かるのでこの存在に対していかなる準備もなんの意味も持たない。
あらゆる戦場に現れその戦いの場を土地ごとすべて破壊してしまう。島であれば島が丸ごと消え大陸であれば大陸が丸ごと消える
自分が最強だと思っており、いつも「異世界一」とか「ナンバーワン」「一番」「最強」などを意味する色々な文字が書かれた旗を眷属達に掲げさせている。
どこに行ってもやたら自分が最強だとアピールしたがる自己顕示欲の塊のような性格で、
征伐した土地ごとに新たに「(その地方の名前)~一」という旗を作って掲げる習慣を持つ。
眷属は海上警備兵の服装をして背中の青い雉の翼で飛行し、口に赤い犬の牙を持ち噛み付いてくる黄色い体毛の大猿の超大群。
全員が豆とは思えないロストテクノロジー級の禁止武器並みの破壊力の豆鉄砲と木製とは思えない切れ味で斬鉄する桃剣で武装している。
海賊行為が可愛く見えるほど容赦ない徹底略奪と徹底征伐を行なう絶対非情の無敵海軍でいかなる投降も交渉も通じず征伐対象を即斬する。
【改科機甲 アルゲステロス】
ロストテクノロジーを超える超技術と超頭脳を有しており、自身の肉体も徹底的に改造強化してパワーアップしている機械龍人。
生命の有る無しに関係なくどんなものでも改造・強化を施して思いのままに操ってしまう。
物に非常に執着する性格で集めた物を一切全く捨てられずに大量のガラクタの大山を作り出す。
また自身が一度でも手を加えたものの活躍を見るためずっとスパイカメラで追い続けさせて24時間体制で監視している。
眠る必要が無く一切疲れる事が無い不滅不朽のボディを備え、関わったことがあるそれら全員の監視を全て一人で同時に並列処理し続けられるだけの頭脳と情報処理能力も兼ね備えている。
タイムマシンや光子ロケット、魔法や奇跡に頼らずあらゆる物体を拡大縮小する道具や最終兵器等を異世界の材料だけで容易く造り出した製造技術があり
どんな奇跡でも伝説の魔法の武器でも科学の力で完璧以上に再現して見せてしまう
非常に高度な機械技術でオートマタや地球製のロボットなどの技術をチラッと見ただけで簡単に解析・改良してしまった。
全身が貴金属や宝石製でギラギラ輝く、タイタン級オートマタよりも強力なサイクロプスやタロスやメカビホルダーと言う眷属の超大群を率いており、
それらは人間サイズの金の人種からロンズデーライトの巨神兵、さらに戦車に戦闘機や戦艦形態と変形したりする(質量も変わる)。
レーザーブレードやプラズマ兵器、反物質爆弾等で武装していて、単眼球部から一撃で世界を燃やしてしまうほど強力な陽子砲等を放つ。
【死星邪帝 ファシスターキン】
強力な水蛇の猛毒を持つ巨大な真っ黒い雲を纏った不死身の多頭龍。
全天を覆い尽くす怪物で、現れると星空が消え去り全天が真っ暗に変わってしまう。
星の並びによる象意から受ける効果をかき消して己の望むままに塗り替え占いなど不要にする。
運命や未来予知をことごとく無効にしてしまう。
小型の白色矮星や黒色矮星や中性子星などの死せる星を咥えた星空を自在に飛行する無数の毒蛇の超大群を操り自らの望みのままに空を彩り作り変えてしまう。
また、これらの眷属は望ましくないものや目障りなものを全て勝手に攫い強制的にどこかに移動させてしまう。
無数の口から地球側の世界であれば天体としての星をまるごと簡単に破壊してしまえる超強力なブレスを吐く。
【死喰葬炎 ベルモンデス】
半身が白骨化している龍人の姿をしていて、全身が常に猛烈な火葬の炎に包まれている。
腕がムチのような火炎龍の首になっており、それを振るい相手を砕くと同時に相手に訪れる「死」すらも喰らい己の力とする。
胸部分の中心にブラックホールのような暗黒球体があり恐るべき吸引力で遠く離れた大勢相手の霊魂を強制的にまとめて大量吸引し永遠の闇の中に吸収して自身が活動するためのただのエネルギーに変換してしまう。
死や霊魂を喰らえば喰らうほどパワーアップする。
また吸血鬼がこの存在に接触すると触れた部分からその瞬間に全身を消化されて食べられてしまう
その口から吐き出す凄まじい炎は相手を骨も灰も残らず瞬時にロスト(消失)させ魂すらも焼き尽くし復活不可能にしてしまう威力と熱量を誇る。
無数の吸魂鬼と屍食鬼の超大群を率いて全ての死者と不死者を跡形も無く喰らい尽くさせる。
【反陽黒輪 アポロヌスアバター】
その姿は出会った相手自身の姿を左右反対にして全身真っ黒にしたような姿をとり、全身からマタタビのような匂いを発している暗黒龍。
闇や影を自在に操る能力を持ち、実体化した影は相手のあらゆる攻撃を影の持ち主に肩代わりさせる。
そして影は必ずオリジナルよりも強い力を持っていてオリジナルが持つ能力や知識は全て備えている。
影を浸入させることで本来自律稼動できない物体を支配し自由に操ることができる。
あらゆる光を消し去り外部からのわずかな光すらも遮断する絶対闇を造り出して全てを覆い隠してしまう。
その強大無比な実力に反して口先や小手先の小細工を使って人々を堕落させることを好んでおり
その相手が達成したい目的をより楽で簡単に手っ取り早く達成できる方法を教え、より楽な道を提示してその手段を目の前に放置しておき、
裏から影で現在努力して試みている方法が失敗するように工作を仕掛けるという非常に回りくどいことをする。
目的に向かって必死で努力している者を見かけると挫折させたくなってたまらなくなる
そしてひたむきに頑張っていた者がぐにゃぐにゃな骨抜きになってだらしない顔で猫にとってのマタタビ成分が大量に溶け込んだようなぬるま湯の中に浮いてただ流されて回っているような状態になるのを見るのが至上の悦び
とはいえ、それでも< 災厄 >の化身の中では実害は2番めに少ない。
【魔鏡冥蛇 オメテクトリカ】
食事及び食料を操る能力を持ちそこの住人達にその者が最も望む食料を与えて手懐け自身に依存させるという戦略を用いる。
あらゆるものに姿を変えるが本当の姿は意志を持ち自ら成長する無数の万色の雷が絡まりあってできた蛇の体表に千の目が付いたような姿で非常にみにくいらしい
また相手の望みを知る事ができるため逆に相手が最も望まないもの=一番見たくないもの、一番苦手としているものを用意して差し出して見せたり、
自身がそれに変身したりといったこともできる
人民の心の構造を人民自身よりも遥かに深く熟知し理解しており読心術と他者の望みを上手く利用して人心を掌握する技術に長けている
眷属は銀色の鏡の姿をした空飛ぶ円盤と全身が色とりどりの水晶で出来たスケルトンで、見かけと違い高い飛翔能力と思考能力を持つ。
「飛行や浮遊している」という条件を満たした対象の精神を直接現実に反映し考えただけであらゆる願望が実現するようにする事が可能
この化身のみ住民には直接的な損害を与えておらず、< 災厄 >の化身の中では最も被害が少ない。
【金翅吼魃 ヤマヒタチカルラオウ】
龍を大好物として喰らう性質を持ち1000頭の巨龍と100体の神にも勝る怪力の持ち主。
< 災厄 >の化身を除く全ての龍を見かけただけでとにかく食べる。
邪魔する奴は一緒に食べるか殺すとされている。
巨大な金色の翼と長い尾羽を持ち龍を喰らうのに最も適した龍の口をそなえ
常に口からは炎、全身からは超高熱を発し一国をまるごと周辺の海域ごと干上がらせてしまう。
また飛行する際にあらゆる水分を奪う玉の形をした怪物と海での仕事を全て失敗させる力を持つ呪いの釣針の怪物の超大群を撒き落とし、
羽ばたく度に発生するこの世の果てまで吹き飛ぶほど強烈な竜巻に乗せてそれらを全国中にバラ撒き散らす。
【狩猟退牙 油食】
物凄く巨大で屈強な狩猟犬型の獣人龍が完全武装した姿の異常に強力なハンター。
地球の近代兵器を含めたありとあらゆる狩人や密猟者の武器を完璧に使いこなし冷静で冷酷な射撃や罠で次々に獲物を狩っていく。
その矢や銃弾などの一撃は相手が神や精霊であっても実体化していなくても必ず致命傷となる特殊な効果を備えた恐るべきものである。
ほぼ100パーセントの命中率を誇り、狙った獲物を逃した事は一度も無い。
非常に鼻が利き、相手が何に化けても瞬時に見破りその一吠えはあらゆる変化を打ち消す。
また各国の呪術に精通しており強力な修験法力や陰陽術を用いて獣が使う術を全て退けてしまう。
常に複数の式神や分身を飛ばし各国の情報を集め弱点を探っている。
目的の為なら自身の感情を完全に消し、氷のように任務を遂行して相手を消せる完璧に訓練されたマシーンのごとき恐ろしい性格と実績に裏打ちされた確かな実力を持つ完全無欠の狩人。
全身の体毛は毛針として発射できる。これは相手が毛針使いでも一方的に打ち勝てる威力で相手のあらゆる飛び道具を打ち消して貫通する
眷属は狐狩り狩猟犬の顔が描かれた蛮族の仮面から毒の弓矢と呪術の祭儀用の槍が直接繋がって生えた肉体が無い怪物の超大群で、トラバサミの足で走り捕獲用ネットの髪とロープの尻尾が背後に伸びていて、自在に動く伸びた尾の先が銃口になっていてそこから銃弾を発砲する。
【石破錬天 バリングラ】
< 災厄 >の化身の中でも非常に大きく、周辺の蟲人の集落がミクロの微菌サイズに見えるほど大きい。
周囲が岩石カッターになっていて宙に浮き超高速で回転しながらあらゆる物体を切り裂き叩き割るレコード状の謎の物質龍。
その中には「全て」の情報が詰まっており、本当の現実世界にいるリアルな人間一人一人の全人生や脳内妄想まで全部知り尽くしている。
また無限分岐する平行世界や多元宇宙・全次元・全他作品世界のことまで作者ですら知らないことまで全て知っている。
それを自由に書き換えることができ、これによって「真実」や「事実」や「存在」や「真名」や「意味」さえも改竄してしまう能力を持つ。
書き換えられたものは全て現実で実際にその通りになる。というより最初からそうだったことになっている。
眷属は異常に強力な殺虫剤を噴霧しながら自立飛行する巨大なハエ叩きのような形状の機械的物体と超ミクロサイズで情報そのものや蟲自体の中に侵入して寄生し内部からコントロールするウィルス状寄生生物の超大群。
【法理大鉈 ツァバロマジュダー】
< 災厄 >の化身の中で最も「理性的」で明確な性格をしており、何でも筋目を立てて考えようとする。
また、万物の境界を司る能力を持ち、個人個人を完全に分離し一切の交流を全く不可能にする。
少しでも違うもの同士がかかわりあうこと自体を嫌っており、異種族を全て種族ごとに分断し隔離してしまう。
自身の決めたルールに少しでもそぐわない対象の削除や切り捨てを平気で好んで実行する性質を持ち
その上異世界同士が交わり合う事をよしとせず全てのゲートを閉じて異世界と地球間の接続を完全に切り離そうとしている。
眷属は【ゲートクラッシャー】【ゲートイレイザー】と呼ばれるゲートを破壊し消し去る能力を持ちそれを目的にした「宙に浮いた幾何学記号的なカクカクした四角や真っ直ぐな光の線のような形の怪物」の超大群。
ツァバロマジュダーは自身こそが絶対的な理法の体現者にして裁きの主であり、
現在ある法やかつてあった法を守るのではなく「自らが造り出す理法と秩序のみを自分の影響下にあるもの全てに絶対遵守させる」という理論で動いている。
龍に似た部分はどこにも一切無く、ある意味最も危険な「< 災厄 >の化身」であるとも言える化身。
さらに上位の
< 災厄 >たちを含めて「招かれざる客(< ゲスト >)」とも称される。
ただし、< 災厄 >の化身(< レイヴンズ >)はイレヴンズゲートの世界の素材から創られているため厳密な意味では
< ゲスト >そのものではなくその手先に過ぎない。
なお、< 災厄 >の化身をいくら倒しても
< 災厄 >自体は全く痛くもかゆくも無い。
対応する
【災害龍】本体へのダメージ伝達やエネルギー減少も一切無い。
【災害龍】10柱を吸収した
< 災厄 >がいる限り何度でも無限に湧いて出て来るので仮に万が一これらを倒せたとしてもホンの一時しのぎにしかならない。
各国に現れたものとは別に異世界の未踏破領域のどこかに< 災厄 >の化身11柱全員にとっての真の本拠地が存在するとかいう真偽不明な眉唾物の噂もある
これらはほとんどの場合邪神と思われがちだが実際には善でも悪でもない
< 災厄 >本体は化身全員の力と能力を全部使えて威力が全て∞倍。