【芸能・社会】岡田将生主演「大誘拐 2018」 東海テレビ開局60周年ドラマ2018年11月13日 紙面から
東海テレビ開局60周年記念スペシャルドラマ「大誘拐 2018」が、フジテレビ系で12月14日(金曜午後7時57分~午後9時55分予定)に放送される。 年老いた大富豪の婦人と誘拐犯3人組が展開する衝撃のエンターテインメント作品。主演を務める岡田将生(29)は「記念すべき60周年の時にドラマをやらせて頂けること、すごく光栄です。台本がとても面白いので、とにかく役を楽しみたい」と意気込んでいる。 ドラマの原作は、天藤真さんの同名小説。週刊文春「20世紀傑作ミステリーベスト10」第1位などに輝き、91年に映画化された。今回は東海地方に舞台を移し、今月7日にクランクインした。「昼ドラ」「オトナの土ドラ」で人間ドラマを半世紀以上描いてきた同局の記念ドラマは平成最後の冬を盛り上げそうだ。 岡田は刑務所を出たばかりの元ヤクザで、人生の一発逆転をもくろむ誘拐犯のリーダー・戸並健一役。誘拐される柳川とし子役は富司純子(72)、誘拐事件の陣頭指揮を執る愛知県警のベテラン名刑事・井狩大五郎役は渡部篤郎(50)が演じる。 岡田は「誘拐というタブーな題材を、ハートフルコメディーに小気味良いテンポと早い展開で飽きさせず、気持ち良く見てもらえる作品にしたい」とし、「家族で楽しく見られるドラマになるように頑張りたい」とコメントしている。 富司は「開局60周年のドラマに参加できますことを、とても光栄に思います。おかしくて笑えるドラマをご家族でお楽しみ頂ければ幸いです」。また渡部は、岡田について「私の大好きな俳優です。年齢は随分離れていますが、彼から学べる事もあり、俳優として尊敬しています。最高のエンターテインメントを作りたい」と張り切っている。 誘拐犯の3人組は岡田のほか、中尾明慶(30)、森田甘路(32)が演じる。 ◆映画版の配役は風間、北林、緒形同作品の映画版は、「大誘拐 RAINBOW KIDS」(岡本喜八監督)のタイトルで1991年に公開された。とし子役は北林谷栄さん、戸並役は風間トオル、井狩役は緒形拳さんが演じた。 ◆新日・棚橋弘至らも出演ドラマには、ほかに榊原郁恵(59)、杉本哲太(53)、長谷川朝晴(46)、国生さゆり(51)、新日本プロレスの棚橋弘至(41)、平岩紙(39)、岡本玲(27)、伊原六花(19)らが出演する。 <「大誘拐2018」ストーリー> 愛知県に住む日本有数の大富豪・柳川とし子(富司)が誘拐された。誘拐犯は3人組でリーダー格は元ヤクザで刑務所から出所したばかりの戸並健一(岡田)。愛知県警が捜査に乗り出し、刑事の井狩大五郎(渡部)に陣頭指揮が任される。犯人側は100億円の身代金や、記者会見で返答をしろと要求。さらに、100億円はすべて現金で用意し、100億円の引き渡しをテレビで生中継せよといった要求が続く。井狩を筆頭に現代のハイテクを駆使して捜査する警察組織だが、裏では、3人組ととし子の知られざるストーリーが繰り広げられ、駆け引きの末に衝撃の結末を迎える。
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