準決勝2試合を行い、三菱重工名古屋(愛知)は小柳卓也外野手(27)の2安打2打点の活躍などで東芝(神奈川)に5-0で勝利。2007年の第34回大会以来、10大会ぶりの決勝進出を果たした。12日に行われる決勝では初の日本一をかけて、13大会ぶりの優勝を目指すJFE西日本(広島)と対戦する。
三菱重工名古屋は打線が少ないチャンスを確実にものにした。中心になったのは、7番の小柳。2回1死一、三塁から先制の左前適時打を放つと、6回にはダメ押しとなるソロ本塁打を左翼席にたたきこんだ。自らがけん引しての決勝進出がよほどうれしかったのか、小柳はヒーローインタビューで「やりました~っ!」と絶叫。意気上がるナインの様子を見た佐伯監督は「ウチのチームの力は全国レベルだと思う。選手は自信を持って、決勝を戦ってほしいです」と話していた。