過去記事を見ていただければわかるように、私はGILの問題が顕在化した時、これはGIL固有の問題ではなくmaneoファミリー全体に関わる問題なので、maneoファミリーへの投資は様子見が無難と再三指摘しましたが、maneoファミリー案件大量遅延という形で具体化されてきました。

今まで「飛ばし」てきたものが、金融庁から目をつれられれば、こうなることはほほ予想できてました。

金融庁がメスをいれたかったのは、GILだけではなく、maneoファミリーの経営体質そのものであったのでしょう。

ですから、「グリフラ以外は金融庁に指摘されなかったんだから逆に信頼できる、今リファイナンスしてる案件は厳しい条件をクリアしてるから逆に安全だ」と思って投資継続してきた人は、ショックが大きいのでは?

実際に、CFFでは、7月や9月に募集した案件が既に遅延しています。

maneoが、詐欺師グループに嵌められて20億円遅延になっている案件は、目利き力の甘さはもとより、5月から今まで隠蔽してきたことがmaneoの闇の深さを感じます。上場企業であれば、適時開示義務違反になるのではないでしょうか?maneoはこの事実を隠してから250億円程度資金を調達していますが、この事実を知っていたらどれだけの人が投資していたでしょうか?

業界最大手は「虚飾」の上に成り立っているのではという疑念があります。

金融庁の行政処分の件もまだ解決していないようですし、GILの件も音沙汰がありません。

GILの元本の大半が毀損するようであれば、元々返済の目処がないまま集金したポンジ・スキームだったということなのでしょう。

そうなれば、maneoマーケットの賠償責任はどうなるのか?

ちょうど、昨日東京商工リサーチから、さすがにプロらしいmaneoに関する踏み込んだ記事が出ましたね。

http://news.livedoor.com/lite/article_detail_amp/15571334/

瀧本社長は今何を考えているでんしょうかねえ。
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