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【サッカー】

なでしこジャパン、4発快勝締め 年内最終ノルウェー戦

2018年11月12日 紙面から

ノルウェー戦の後半、自身2点目のゴールを決め祝福される岩渕(中央)=鳥取・とりぎんバードスタジアムで

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◇国際親善試合 日本4-1ノルウェー

 サッカーの女子代表、なでしこジャパンは11日、鳥取市のとりぎんバードスタジアムでの国際親善試合でノルウェー代表に4-1と快勝した。前半16分にFW横山久美(25)=長野=の直接FKで先制。FW岩渕真奈(25)=INAC神戸=の自身3度目となる1試合2ゴールなどで加点した。なでしこの年内活動はこれで終了、来年6~7月のW杯(フランス)に向け、高倉麻子監督(50)は「勝てるチームに少しずつなってきた」と手応えを口にした。

 横山と岩渕の2トップがアジア杯準決勝・中国戦(4月17日)以来となるゴール競演。快勝への道筋をつけた。

 まずは横山。前半16分にペナルティーアーク左で得たFKを右足でゴール右隅に蹴り込んで「想像していたコースではなかったけど、決まってよかった」。平均身長で約8センチ下回るなど欧州勢との対戦特有のサイズに戸惑い、ミスも多くなり、攻撃のテンポがなかなか上がらない中での先制弾。高倉監督も「試合を優位に進められるようになった」と目を細める一撃だった。

 岩渕が続く。同27分、敵陣でのショートカウンターから相手DF間のスペースに走り込んで長谷川のパスを引き出し、左足でゴール左隅へ。後半10分には中島の右からの折り返しに合わせて試合を事実上終わらせた。「今日の(調整不十分の)相手に(結果を出したからと)喜ぶのはあまり好きじゃない」と語ったが、動きだしのタイミング、パスの受け方、シュート精度と、岩渕ならではの決定力だった。

 高倉監督は「今後もメンバーは固定しない。選手間競争を高めることがチームとしてのレベルアップになる」と語ったが、2トップだけは“聖域”-。そう感じさせるだけの2人の出来だった。 (内田修一)

 

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