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【プロ野球】

柳田、2戦連発!4安打4打点 MLB投手陣も「止められない」

2018年11月11日 紙面から

MLB-日本 3回1死二塁、2試合連続、2ランを放つ柳田=東京ドームで

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◇日米野球<第2戦> 日本12-6MLB

 日本代表「侍ジャパン」が米大リーグ(MLB)オールスターチームに12-6で快勝して、2連勝を飾った。日本代表は4番に入った柳田悠岐外野手(30)が3回に2試合連続となる2ランを放つなど4安打4打点とけん引した。投手陣は先発の上沢直之投手(24)が5イニング1失点、7奪三振と好投。8回に中日・佐藤優投手(25)が3ランを浴びたものの、逃げ切った。

      ◇

 侍に底知れぬ恐ろしさを持つ4番が誕生した。3回1死二塁。柳田がラミレスのカーブにフルスイングで応戦した。メジャー軍団も驚きの表情で打球の行方を追った当たりは、左中間席中段に消えた。前夜の逆転サヨナラ2ランに続く2試合連発。侍ジャパン14試合目で初めて座った4番で4安打4打点だ。

 「しっかりと自分のスイングができて良かった。思いっ切りボールをしばいてやろうと思った。いい結果になって良かった」。2日連続のお立ち台。初戦の「シンプル イズ ベスト!」に続く2戦目のテーマは「リラックス!」とさらにシンプルな英単語だった。

 1回2死二塁では左翼線への先制適時打。「最初のチャンスだったのでどんどん振っていこうと思って打席に入った」。2ランを挟み、5回の左前適時打で前夜から4打席連続打点。6回の中前打で、5打席連続安打としてお役御免だ。

 柳田の代名詞とも言える逆方向へのアーチを目の当たりにしたMLBの松井コーチは「みんなやっぱり『止められない』という話をしている。かなり印象に残っていると思う」とベンチの内幕を明かし、「中堅から逆方向にあれだけ距離が出るのは今までの日本人には見られなかった」とメジャー級の評価をした。マッティングリー監督も「アイ、ライク、ヒム(彼が好きだ)。グッドスイング。うちにとってはとても危険な選手」とべたぼれしているようだ。

 「それは光栄だし、いいアピールをしたいと思っている」。わずか2試合でメジャー軍団に柳田の名が深く刻まれたことは間違いない。

 

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