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【ゴルフ】

松山、予選落ちピンチ 2オーバー暫定43位

2018年11月10日 紙面から

苦戦の松山は2番の第2打を低木の後ろからショット=太平洋クラブ御殿場で(大西洋和撮影)

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◇三井住友VISA太平洋マスターズ<第2日>

 ▽9日、静岡県御殿場市・太平洋C御殿場C(7262ヤード、パー70)▽雨、16・3度、南南西3・3メートル▽賞金総額2億円、優勝4000万円▽84選手(うちアマ2人)▽観衆2510人

 悪天候のため午後から雨天順延になり、全選手がホールアウトできないままプレーを翌日に持ち越した。1アンダー、17位タイから第2ラウンド(R)を開始した松山英樹(26)=レクサス=は9番まで終え1バーディー、4ボギーと苦しみ、通算2オーバー、暫定43位に落とした。予選カットラインは通算4オーバーと見られている。暫定首位は秋吉翔太(28)=ホームテック=と韓国の朴相賢(パク・サンヒョン)で暫定7アンダー。第3日は午前8時から第2Rの残りを再開、続いて第3Rに入る。

 前日のプレー後「(よくなる)きっかけはない。頑張って見つかれば」と話していた松山。だが、一夜明けても兆しは見えず、第3日は予選カットラインとの戦いになった。

 いきなり1番パー4で第1打を左の池近くに大きく曲げた。2打目をグリーン奥カラーまで運んだものの寄せ切れず、パーパットもショートした。巻き返したい2番パー4で、またもティーショットを引っかけ、ボールは傾斜面に生えた低木の後ろに。そこからの第2打はピンまで30ヤードも届かず、痛すぎる立ち上がりの連続ボギーとなった。

 第1Rで難易度が最も低かった3番パー5はバーディーにしたが、4番と6番はいずれも1~2メートルのパットを外して前半4ボギー。悪い流れを引きずって後半に入り、10番パー4の第2打をグリーン右の斜面下に落としたところで中断のホーンが鳴った。冷たい雨が降る中、現場で40分ほどとどまって、グリーン上にたまった水を吐き出すローラー作業が終わるのを待ったが、プレーは打ち切りとなった。

 クラブハウスで着替えた後「(サスペンデッドの場合は)アメリカでもしゃべらないから」と告げ、報道陣にノーコメントで帰途についた。この雨は恵みとなるか。松山が2013年のプロ入り後、国内で予選落ちしたのは同年6月のミズノオープン1度きりだ。 (大西洋和)

 

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