トップ > 中日スポーツ > ドラゴンズ > ドラニュース一覧 > 11月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【ドラニュース】

竜2位指名の東洋大・梅津が仮契約 契約金「まずは母の入院代」

2018年11月10日 紙面から

仮契約を終え、夜景をバックにポーズを決めるドラフト2位の梅津晃大=東京都内で(久野功撮影)

写真

 中日からドラフト2位指名を受けた東洋大・梅津晃大投手(22)が9日、東京都内で入団交渉に臨み、契約金8000万円、年俸1200万円で仮契約した。脳出血で入院中の母・明美さん(51)がリハビリを始めるタイミングで仮契約を済ませた右腕。プロの世界に飛び込み、病院でリハビリに励む母との「二人三脚」でゼロからのスタートを誓った。(金額は推定)

 母のためにもスケールの大きな投手になる。梅津は脳出血を患って入院中の母への思いとともに、プロの世界に飛び込む覚悟を口にした。

 「母もこれからリハビリを頑張っていく期間なので、自分も一緒に頑張っていきたいなと。(母も自分も)これからが勝負。自分と同じゼロからのスタート。負けないように頑張りたい」

 中日との入団交渉が決まったタイミングで、病床からの吉報があった。ドラフト会議で竜からの指名後、地元の仙台に1週間ほど帰省。10月15日に脳出血で倒れた明美さんが、今月6日にリハビリ専門の病院に転院できた。

 梅津も立ち寄ったが、まだ会話はできず竜からの指名を直接伝えられなかった。それでも「病院のテレビで(ドラフト会議)を見ていたので。プロに行くことが理解できているか分からないけど、伝わっていると思う」とうなずいた。契約金は「まずは母の入院代に回したい。特に欲しい物もないので」と母のために使うつもりだ。

 

この記事を印刷する

閉じる
中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ