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幼馴染が女勇者なので、ひのきの棒と石で世界最強を目指すことにした。 作者:のきび

第三章 ミスティアとクロイツ ―ふたりの魔王討伐―

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クロイツと勇者候補選抜御前試合 その十 ~たまには格好つけたいときもある~

「ストロガノフ様が謀反の疑いで拘束されました」

 エマが傷だらけの体で私の前にかしづく。

 アリエルが回復させようと近づくが私をそれを押し留める。

「まず、あなたはなぜそんなにボロボロなのか説明しなさい」」

 ストロガノフが捕まったとして、なぜこの町にいるエマが知り得たのか、そしてなぜ傷だらけなのかがわからないからだ。最悪私を油断させる演技かもしれない。

「はい、仲間に内通者がいました。私は殺されそうな所を辛うじて撃退できました」

 不意打ちを迎撃したか、B級冒険者レベルの力しかないエマが内通者を撃退したか。ありえなくはないけど信じるには少し弱い。

「では、なぜストロガノフが捕まったのをあなたが知っているの?」

「内通者が私を殺そうとするときにそう言ったからです」

 つじつまは合うけど、内通者はよっぽどの間抜けね。喋ってる暇があるなら殺しなさいよ。とは言え間抜けだからこそエマが生き残れたと考えれば妥当か。

 謀反で捕まったとは言うがまだ殺されてはいないようだ。マップを見るとストロガノフは王城にいる。エマの話を信じるなら捕まっているのだろうけど。ただ捕まったかどうかはマップでは分からないのよね。

「それで、謀反は本当なの?」

「違います! ストロガノフ様はそんなこと考えていません! 何かの間違いです!」

 エマはふらふらになりながらも立ち上がり、私の前で主人の身の潔白を叫ぶ。まあ、そうだろうけど。つまり容疑をかけた人間は叔父の第二王子か政に携わる人間、大臣派閥と言ったところかしら。

「それで、あなたはなぜここに来たの?」

 ストロガノフが捕まったのなら彼女としては救出したいところだろう。そのために私の力を借りたいということだろうか。

 だけど私がストロガノフから受けた依頼は王都で勇者候補になることと、選抜大会で3位以内に入りそして覇王になること。ストロガノフが捕まった今、勇者候補になるため試験もなくなり契約は消滅した危険をおかしてストロガノフを助ける意味はない。

「クロリア様、申し訳ありませんが即刻この国から出てください。私を殺そうとした者たちはこの町を牛耳っていたヤクザたちを裏であやっっていたもので、ヤクザを潰したクロリア様たちを恨んでいます。ですからお逃げください。これは少ないですが路銀です」

 そう言うとエマはずっしりと重い皮袋を私に手渡した。袋の紐をほどき中を見ると大量の金貨がつまっていた。だいたい金貨50枚はある。エマがストロガノフから預かった全財産と言うところだろうか。

「そう、ありがたくいただくわ。それで、あなたはどうするの?」

「私はストロガノフ様を助けにいきます」

「あなた一人で?」

「はい、私はストロガノフ様を生涯の主人としました。死ぬときも生きるときも一緒です。たとえ死ぬことになろうともあの方のそばで死にたいのです」

 それを聞いたアリエルは私の制止をふりきりエマの治療をした。主人を思う気持ちに共感したのだろうか。

「ありがとうございます、これで少しでもあの方の側で死ねます」

 まあそうよね、間者を撃退した腕前と言ってもエマはB級冒険者レベルだ。王都にはそれ以上の者が何千といるだろう。

 ではと私たちにお礼をして踵を返すエマを私は引き留めた。

「一人で行っても仕方ないでしょ」

「いいえ、ストロガノフ様のそばで死にたいのです」

「死ぬのはあなたの勝手だけど、私はあいつと約束したのよ勇者候補になるって」

「それは、先程も申しましたが――」

「関係ないわ、私はね一度約束したことは完遂するの。それに約束のお礼も貰ってないしね」

「どう言うことでしょうかクロリア様」

 私が何を言いたいのかわからないようで首をかしげる。

「わからない? 私が助けてあげるって言ってるの。利用価値があるストロガノフを捨てるなんてもったいないでしょ」

「ですが、王都には上位のA級冒険者に匹敵するような手練ればかりが詰めております。クロリア様でもストロガノフ様を助けることは……」

「ずいぶん過小評価されたわね。なら私が魔王の代わりに世界を滅ぼして見せましょうか?」

 その言葉にエマは喉を鳴らす。

「すみませんクロリア様の力を見誤りました。ですが、これ以上ご迷惑をかけるわけには」

「だから、迷惑とかじゃなくて約束のお礼をもらってないのよ。こんな金貨じゃ割りに合わないのよ、すでに私はストロガノフの仲間扱いなんだから下手したら犯罪者よ。だからあいつを助けてないと今後幸せな人生を過ごせないの、だから助けるのよ」

「エマさん、クロリア様は一度言い出したら聞きませんから、一緒にストロガノフ様を助けにいきましょう」

 その言葉でエマは嗚咽を漏らし涙を流す。やはり一人では心細かったのだろう、何よりこれでストロガノフを助ける可能性が上がった。いや、私なら確実に助けられる。

 しかし、アリエルがまるで私をわがままな姫のようにい言うのはどうなのかしらね。私そんなわがまま言ったことあったけ? まあ、下手に突っ込んで夜のお仕置きが酷くなるのもあれだからスルーしとくけどね。

 とは言え、正直に言えばなんの恩もないストロガノフなど見捨てて、このまま逃げても良いのだけど。裏で糸を引いている奴は私を恨んでると言うのだし、倒しにいかないとね。禍根はカビのように根を張るわ元から絶たなきゃだわ。

 だいたい私の予定は、この国で冒険者をやることなんだから訳のわからない奴の都合で計画を変えたくない。それに、アリエルに格好悪いところを見せられない。これが一番重要なことなのよ。


「じゃあオババ、予定が一日早くなっちゃったけど、私たちは王都に行くわね」

「うむ、王国に喧嘩を売るとか正気の沙汰ではないが、お前らしくて良いわい。ことを成したら顔を見せに来るんじゃぞ」

 オババはガハガハ笑っているが少し寂しそうな表情を見せる。まあ、なるべく早く終わらせてアリエルを連れて報告に来てあげないとね。

「そうね、終わったら挨拶に来るわ。まあ、その時は勇者候補だけどね」

「くっくっくっ、お前さんなら容易いだろうよ。それじゃ行ってきな」

「行ってくるわね」

 また来ると言ったからか、オババは気持ちよく私達を送り出した。私は見送りをする。オババとアブラカラブラの三人に別れを告げ宿へと戻った。その際テレパシーでディオナとティアにも戻るように告げた。始めてこの神の祝福(プライム)が役に立ったわね。この神の祝福(プライム)を知らないディオナに今度エロい言葉を送って悶えさせようかと考えてたけどこれでもう使えなくなったし。ストロガノフに私の楽しみを奪った罰金を払わせないとね。


 私は宿屋に戻った私は合流した二人に、ことの顛末を話した。

「と言うことなのよ」

「わかりました私はどこまでもついていきます」

 置いていくよりも一緒につれていった方が守りやすい。ただ、そのせいでティアまで罪人になるかもしれないのは正直心苦しい。

「エマさんストロガノフ様は無実の罪なのですね?」

 たしかにそれが一番重大なことだ、本当に謀反を起こしたならその者に通じる者も反逆罪に問われる。

「ディオナ、ストロガノフは無実だそうよ」

「クロリアさん、私はエマさんから直接聞きたいのです」

「無実の罪です、もし謀反など企てていたら私が知らないはずがありません」

「わかりました、その言葉を信じます」

 ディオナにしてみれば自分と妹の今後に関わることだ慎重に慎重を重ねても足りないくらいだろう。だからこそ、無実を信じる者の言葉を聞きたかったということか。

「まあ、大丈夫よディオナ、家族は私が命を懸けて守るから」

「そうですね。でも、私がクロリアさんもアリエルさんも当然ティアも守りますよ家族ですから」

 トクン。男前ですかディオナさん、私が惚れてどうすんだ!

 そしてエマはストロガノフの腹心で組織の三番目の地位にあるそうで、二番目はストロガノフの弟ポトルガノフ王子なのだと言う。王子も兄のストロガノフと志を同じくしており、ストロガノフに協力することを約束していていると言う。

「なら、その弟王子も捕まってる可能性があるわね」

「わかりませんが多分大丈夫です。ポトルガノフ様は表だって協力しないで裏から協力することで中立の第三者を装っていましたので」

 ふむ、それなら弟王子救出に力を貸してもらえるかもしれないわね。

「それで救出作戦はどのように?」

「そうね、せっかくだからその弟王子に繋ぎがとれればその伝手(つて)でストロガノフを救出して嵌めた奴を殺すってところかしら?」

「分かりました、しかし王都に入れない以上ポトルガノフ様には会えないです。いえ、入れたとしても居城まで行けるか」

「それなら大丈夫よ空飛んでいくから」

 その言葉に私が何をするかわかったようでエマはなるほどと頷く。

「でも、道中襲われるかもしれませんよ」

「私が負けるとでも?」

「無いです」「無いですね」「ありえませんね」

うちの嫁と姑たちは私の力を信じてるようで声をそろえてないと言う。ハモったのがおかしかったのか3にはクスクスと笑う。

「じゃあ決まりね、そうと決まればさっさと出発しましょう。じゃれてる時間はないわ」

「はい、お願いします」

 私たちはエマが用意してあった食料をアイテムボックスに入れると一路王都へ向かった。当然御者はエマにやってもらったのは言うまでもない。



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