【動画解説】来日ベトナム人による事件急増! 技能実習生が犯罪者へ転落する日本
- 外国人労働者が増えると本当に治安が悪化するのか
- 去年度検挙された来日外国人による犯罪数のうち、最も多かったのはベトナム人
- 大量の技能実習生の受け入れが、ベトナム人犯罪の増加の要因
外国人と犯罪の関係
今国会で最大の焦点となっている外国人労働者の受け入れ拡大に関し、テレビ、新聞で、この話題を取り上げる際、『不法滞在や治安悪化を心配する声もあります』と決まり文句のように報道されている。
本当にそうなのか?
過去の外国人と犯罪の関係を振り返ってみると、確かに1990年代は、不法滞在の中国人らによる犯罪が後を絶たなかった。
歌舞伎町で、中国人が青龍刀を振り回していた時代だ。
そう言えば、駅前では大勢のイラン人が偽造テレホンカードを売っていた。
外国人の武装すり集団もいた。
外国人犯罪が社会問題化した時期もあったが、こんなことを言うと、『おいおい、そんな犯罪組織の人間と、この先、日本が受け入れる技能を持った外国人を一緒にするな』とお叱りを受けるかもしれない。
検挙された外国人犯罪 最多はベトナム人
ところが、2017年度、日本国内で検挙された外国人による犯罪のうち、最も多かったのは、中国人でも韓国人でもなく、なんとベトナム人による犯罪で5140件にのぼった。
初めて中国人による犯罪件数を抜いたのだ。
これらのベトナム人のほとんどは犯罪組織の人間ではない。
技能実習生として来日し、その後、犯罪に手を染めていった人たちだ。
大量の技能実習生の受け入れが、ベトナム人犯罪の増加の要因だったのだ。
では、新しい在留資格のもと、仮に数十万人規模で外国人労働者がやって来るとして、彼らが、同じ轍を踏まないと言い切れるだろうか。
国会ではしっかりとした議論を
外国人が増えると、犯罪も増える。
残念ながら、それは事実だ。
不安払しょくのため、国会では、しっかりとした議論を求めたい。
(執筆:フジテレビ 社会部デスク 平松秀敏)