2018.09.19
網地島ライン、高速カーフェリーを30年ぶりに新造 きょう披露
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網地島ライン(石巻市門脇町3丁目)が長崎市の渡辺造船所で建造していた高速カーフェリー「マーメイドII」を19日、島民らに披露する。1500個の紅白の餅が振る舞われるほか、金華山黄金山神社の祈祷(きとう)済みの「ご縁玉」1500人分もプレゼントし、完成を祝う。
30年ぶりの離島航路新造船となった「マーメイドII」は、全長約33メートル。航海速力17ノット。総トン数は113トンで、載貨重量44トン。旅客は231人、乗組員は4人。
当日の披露では、石巻門脇浮桟橋を午前9時に出航。大泊、仁斗田、網地、長渡に到着後、それぞれ餅まきと「ご縁玉」の配布、船内見学が行われる。金華山では、関係者による参拝、ご祈祷を予定。メインの石巻市中央1丁目のリバーサイドMOTOMACHI前の石巻中央岸壁に到着するのは、午後2時半の見込み。
網地島ラインの安倍友一社長(70)は「島民や市民、観光客らの利便性を図るため、高速カーフェリーの導入は長年の夢だっただけに喜びもひとしおだ」とうれしそうに話した。
「マーメイドII」は従来の「マーメイド」に比べ、田代島までの所要時間が15分から20分短縮できる。10月に就航(予定)する際、ダイヤの改正も検討している。
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