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【野球】

来年こそドラフト指名つかむ 西濃運輸エース堀田の誓い

2018年11月8日 紙面から

新日鉄住金鹿島-西濃運輸 4回表1死一塁、高畠に左越えに先制二塁打を許す西濃運輸・堀田。左は一走堀越=京セラドーム大阪で(川北真三撮影)

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 社会人野球日本選手権2回戦3試合があり、西濃運輸(岐阜)は新日鉄住金鹿島(茨城)に6-14で敗れた。先発のエース・堀田晃投手(24)が4回につかまり、3失点で降板。リリーフ陣も打ち込まれ、2014年以来4年ぶりの8強進出はならなかった。東海理化(愛知)はJFE西日本(広島)に0-4で完敗。

 西濃運輸は投手陣が崩壊した。4投手で計20安打14失点。4イニング6安打3失点で降板した堀田が、責任を背負い込んだ。

 「自分の責任。先制されて、先にマウンド降りたのが敗因です」

 立ち上がりは快調だった。1回の先頭から4者連続三振。140キロ台中盤の直球を中心に、3回までに6三振を奪ったが、4回につかまった。相手の変化球狙いを見抜けず、1イニングで長短5安打を浴びて3失点。「真っすぐで押せばいいのに、変化球待ちのところに変化球を投げてしまった」。チームの大量失点のきっかけをつくり、肩を落とした。

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 大卒2年目のエースとして迎えたドラフト解禁イヤー。先月25日のドラフト本番で指名はかからず、今大会は「スカウトを見返したい」と気合十分だった。初戦の信越クラブ戦で毎回の10三振を奪い、1失点完投。これまでの力で押す投球から、今大会は6、7割の力でコースを突くスタイルに変え「負けたけど、今後のビジョンが見えた」と収穫も口にした。

 「今の投げ方で150キロが出れば、プロに近づける。来年はラストチャンス。野球人生が終わるくらいのつもりでやる」。来年こそチームを頂点に導き、自身の夢もかなえる。 

  (麻生和男)

 ▽2回戦

新日鉄住金鹿島(茨城) 000305204―14

西濃運輸(岐阜) 000100221―6

 

日本新薬(京都) 100100020―4

パナソニック(大阪) 000000010―1

(日)榎田、小松、岩本-千葉

(パ)榎本、城間、與座、小屋、庄司、藤井聖-三上

 

東海理化(愛知) 000000000―0

JFE西日本(広島) 20100001x―4

(東)池田、川脇、内田、山本、立野-水野、山根

(J)小倉、中川、小林-浦

本塁打 岡(J)

 

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