和歌山県白浜町立ケ谷のベニクラゲ再生生物学体験研究所(久保田信所長)は、不老不死の研究材料として注目されるベニクラゲの北海道産を展示している。
北海道の網走市で採捕されたベニクラゲで、白浜産のニホンベニクラゲは3ミリ前後だが、北海道産は10ミリほどもある。紅色も強いという。幼生から変態したばかりの若い世代のポリプも飼育展示している。
ベニクラゲ類は、世界中の海に生息する小さなクラゲ。日本では、ベニクラゲ、ニホンベニクラゲ、チチュウカイベニクラゲの3種類が知られている。多細胞動物では唯一、繰り返し若返ることができることが実験で証明されている。老衰や成熟などさまざまな状態のクラゲからポリプに戻れる。
若返り現象は、1992年にイタリアの研究者が地中海産のチチュウカイベニクラゲで初確認。その後、久保田所長は沖縄本島産のチチュウカイベニクラゲで連続して14回の若返り実験に成功している。