|
| |
1:舌有 | 舌有と書いてシタールと読む。(・・・・・・?) 重々しいオープニングサウンドに続いて、軽快なピアノ、そして諸田の踊るようなベースがメロディを奏でてゆく。エスニックテイストあふれる曲。使用楽器はベースコレクションでも紹介した「舌有」君と思われる。(Y) |
2:Dancing Frog | 目を閉じると、そこにはまさに踊るカエルが・・?バリ島あたりの舞踊音楽を思わせるような、ダンサブルで、ちょっとユーモアのある曲。 |
3:Dreaming Sky | イントロのベースに続いて入ってくるピアニカのチープな音が楽しい。 諸田が昔御徒町駅から廣川の家までずっとピアニカを吹きながら歩いてきたという逸話を思い出した。 |
4:I Remember Mr.Yoshiaki Kakuta | 寄せては返す波の音。静かなピアノのアルペジオ。雲の中からわき上がるような諸田のベースライン。 雲の切れ間に射す光のようなハーモニクス。次第に旋律は力強さを増し、天国へ続く階段のように上昇していく。そしてメロディは明るさを増していき、光に満ちた天上の楽園にたどり着く・・・。 この曲を聴くたび、僕はいつもそんな光景を想像する。 悲しみと、救いと優しさに満ちた名曲。亡くなった弟子に捧げたというこの曲が、今となっては諸田自身へのレクイエムにもなってしまった。 |
5:生∞死 | 延々と繰り返されるベースのハーモニクス。テープの逆回転による不思議な旋律。 サウンドの後ろから聞こえてくる諸田のつぶやき。 諸田の葬儀の時に祭壇の前でアルバム「生∞死」がかけられていたが、 その時はじめてこの難解な曲の意味がほんの少しだけ、分かったような気がした。 |
6:赤カンガルー | 重苦しい「生∞死」から一転して美しいメロディが響く。 |
7:Japanese Cat Fish | リズミカルな諸田のベースが楽しい曲。 |
8:ピラルクー | メロディのきれいな曲。ちなみにピラルクーとは、現在も生息している古代魚の名前。ちなみに諸田のえがおドラミでのステージネーム(?)はピラルクーモロタ・コウだった。 |
9:水葬 | 水面に立ちこめるもやの様なサウンド。幻想的なメロディ。繰り返し現れる水のイメージ。 |
10:カリブー | アルバムを締めくくるのは雄大で、優しいメロディのこの曲。 |
| | |