『金魚電話ボックス』著作権訴訟、始まる 美術家からの損害賠償請求に商店街側が反論
11/08 12:11
奈良県大和郡山市の商店街に設置されていた「金魚電話ボックス」の著作権をめぐる裁判
奈良県大和郡山市の商店街に設置されていた「金魚電話ボックス」の著作権をめぐる裁判が始まり、商店街側は争う姿勢を示しました。
大和郡山市の商店街に設置されていた「金魚電話ボックス」をめぐっては美術家の山本伸樹さんが「自身の作品の著作権を侵害している」として商店街側に対して損害賠償「330万円」などを求める裁判を起こしました。
8日、奈良地方裁判所で第一回の口頭弁論が行われ商店街側は、「電話ボックスに金魚を『入れる』という表現はアイデアにすぎず、著作権保護の対象とならない」。
「諸外国においても実例が多数あり、誰でも思いつきうる」と争う姿勢を示しました。
一方で山本さんは「著作権を侵害されて苦悩している人は少なくない。すべての芸術家たちにとって共通の問題だ」としています。