ゼネラルプロダクツ以来のガイナックス出身者でお会いしたのは、山賀さんと岡田さん。
庵野さんとは結局一度もお会いしていない。
それ以降のメンバーには多くの知遇を得た。
いや、知遇を得るどころか死ぬ程酷い目に遭ったクソキチガイいや大天才もいるが。
一番お世話になっているのが(進行形)平松さんだろう(ん?ガイナックスに所属はしてたっけ?)。
だから、ガイナックスを学生の頃からずっと「目標」にしていた人間としては、今の変貌ぶりはなかなかに複雑な思いである。
正直言うと、ガイナックスはオタク文化を止揚したと同時に、腐敗させた張本人だ。
僕はそう断言する。
ジブリとは似て非なるもの、「オタクはやっぱりダメなのだ」というのを、創始者・岡田斗司夫が認めた、ダメ人間の集団だと思う。
しかし、それは結果論だ。
もちろん、ずっと悪意を持って活動をしていた訳ではない。
2年前のニコ生で、「どうしてカラーはガイナックスを提訴したんですか?」という質問に口ごもる岡田さんの姿を見て、凄く悲しくなった。
これがガイナックスの今かぁ、というのをしみじみ感じてしまったのだ。
ジブリだって同様の内紛劇はあったようだ。しかし、誰の口からも出るのは、宮﨑・高畑さんへの溢れんばかりの愛情であり、それだけはブレない。
ガイナックスはちょっと事情が違うようだ。
濃ゆいオタクどもが群れたらこうなる、というのを、ある意味明確に示したのが、ガイナックスであるとも言える。
悲しいが、これが現実だ。
でも「オネアミス展」で、特製ウォッチが売っていたので、後ろ髪引かれて、結局その後通販で買ってしまった。
やっぱり好きなんだよなぁ、ガイナックス。
憧れの存在の「正体」を見てしまった瞬間の悲しさよ。