SEO対策やオウンドメディアといったコンテンツマーケティングが主流となりつつある昨今、Webサイトを通じた情報発信は非常に重要なものとなっている。しかし一方で、いまだにブログによる宣伝活用や旧態依然のWebサイトのままといったコンテンツが多数存在しているのも確かだ。

その要因として挙げられるのは、Webサイトの「構築」「運用」における「スキル・知識」の不足や、人的リソースの問題ではないだろうか。特に、個人事業主やSOHO/SMBの方々にとっては、「本来の業務ではない」「Webサイト運用担当を兼任している」といった都合から、Webサイトに対する業務が後回しになっているケースがほとんどだろう。また、進化の激しいITの世界では常に新しい技術やルールが登場しており、それらに対処していくのはもってのほかである。その結果、Googleの最新の検索アルゴリズムに対応できていないサイトとなり、検索順位が下がり、狙ったキーワードでの自然流入がほとんどないという事態に陥ることも少なくない。

そこで本記事では、自社Webサイトの構築・運用において悩みを抱えている方に向け、公開にいたるまでの悩みや運用時における問題点などについて、「構築」「運用」「集客」の3つの観点から、抑えておくべき重要なポイントとその対処方法を解説する。

1、構築:SEOの観点から見るWeb構築時に注意すべき課題

●Q1:見た目にも流入の面でも質の高いサイトを構築するにはどうしたらいいか?

Webサイトは多くの人に公開するものである以上、当然ながら「人を引き付けるような見栄え」や「情報の読みやすさ」が必要となります。しかし、このような「デザイン」については、知識や経験がものを言う世界。その見せ方も、業界や目的次第で大きく変わります。できることなら専門家であるデザイナーの協力を仰ぎたいところですが、当然コストがネックとなります。

そのため、知識やスキルがなくとも“簡単”かつ“低コスト”でWebサイトを自身で構築できるサービスやツールが必須といえます。また、デザインする際の参考となる、「テンプレート」が多数あるサービスやツールだとバリエーションも多くあらゆる業界のニーズに対応できることでしょう。

他にも、ITにおける新たな技術や規格・ルールに自動で対応してくれるツールであることも重要です。例えば、公開から5年も経つサイトがあるとすれば、それはすでに“古い”サイトといっても過言ではありません。これでは、SEOや脆弱性にたいし有効であるとはいえないためです。

●Q2:サイトがスマートフォンへ対応していないが放置していて大丈夫か?

現在では、ほとんどのWebサイトがPCよりスマートフォンからのアクセスの方が多くなっています。検索サイト最大手であるGoogleが、2018年3月より「モバイルファーストインデックス」を開始したことにより、今後はスマートフォンに対応しているかどうかが検索順位にも大きく影響する可能性があります。「顧客を誘導する」手段としてWebサイトを活用したいのなら、スマートフォンへの対応は必須だといえます。

  • フィットネス「B・B・V ola」(ビービーヴィ オラ)
  • フィットネス「B・B・V ola」(ビービーヴィ オラ)
  • フィットネス「B・B・V ola」(ビービーヴィ オラ)
    アパレルブランドを展開しているベイクルーズグループが運営する、加圧トレーニングのパーソナルジムのサイト。自動でデバイスごとに表示を最適化するレスポンシブWebデザインなどを活用してPCサイトとスマートフォンサイト双方に対応するのが理想
    http://www.bodybyvital.jp/

●Q3:コストを抑えるため、無料サーバーや無料ドメインを使って問題ないか?

Webサイトを公開する際に必要となるサーバーは、最近ではレンタルサーバーを利用するのが一般的です。なお、ISP(インターネットサービスプロバイダー)の中には、無料でWebサイト用のサーバースペースを提供してくれるものもあります。ただ、無料で利用できる容量は非常に小さく、また独自ドメインも使用できないケースがほとんどです。

独自ドメインについては、Webサイトを利用して長くビジネスを続けていくつもりであるのなら、絶対に取得しておくべきでしょう。ドメインは長く使えば使うほど、検索順位の観点からもその効果と価値は高まります。そして何より、独自ドメインはその企業の信用を高める役割もつとめます。ドメインとは、インターネットにおける住所のようなものです。そしてISPや無料ブログなどから提供されるドメインは、いわば私書箱のようなもの。住所がしっかりと明記されている企業と私書箱しか知らされない企業、どちらが信用されるかいうまでもないでしょう。

2、運用:Webサイトの運用時に発生する悩みと問題

●Q4:更新の手間とコストを減らしたいのですがいい方法はあるか?

Webサイトを活用するには、常に最新の情報を発信し続ける必要があります。しかし、昨今のWebサイトは複雑化しており、知識や経験がない方では容易に更新するのは難しいでしょう。結果、更新のたびに外部に委託することになり、多くのコストと時間を費やすこととなります。

もちろん、サイト構造全体に関わるような大きな更新には、専門家の手を借りた方が安全かもしれません。しかし、せめて週や月単位で発生する定期的な更新は自社内でできるだけ手軽に行え、知識がなくても誰でも使いこなせるようなツールが欠かせません。そのような仕組みはCMS(Content Management System)と呼ばれ、ブログのように手軽な投稿が可能となります。サイトを活用するならきちんと自社で使いこなせるCMSの導入を検討すべきだといえます。

3、集客:Webサイトの集客に、昨今必要とされる課題

●Q5:SEO対策など、どうすればアクセスを増やすことができるか?

Webサイトを運用し始めて、最初に気になるポイントが「Webサイトへの集客」でしょう。先に述べたスマートフォンや独自ドメインの対策はもちろん、第一に重要なポイントは「そこに魅力的なコンテンツがあるか」です。ただ、どれだけ魅力的なコンテンツがあっても、そこに導くための動線が整っていなければ集客には結びつきません。

昨今ではSNSも重要な動線となっているので連携を検討すべきでしょう。また、当然ながらGoogleなどの検索順位をあげる施策(SEO対策)についても対応しておかなければなりません。

もちろん費用の問題もあるので、高額なコンサルティング業者にお願いし、SEO対策を行うのは難しいかもしれません。ただ、そうであったとしても、最低限のこと(例えば、Google Search Consoleへの登録と設定、description記載など)は必ずやっておくべきでしょう。

これらをやっておかないと、せっかく公開したのに、まったく検索結果に表示されないことも可能性としてありえます。

●Q6:セキュリティ対策や常時SSLの対応は本当に必要か?

「単に会社情報を公開するだけだから」「ウチみたいな小さい企業にサイバー攻撃なんかあるはずない」などと考えて、セキュリティ対策をおざなりにしている企業もあるでしょう。しかし、残念ながらこれは大きな間違いです。近年のサイバー攻撃は、企業規模や業務内容に関わらず標的とされるようになっています。

なお、Googleは2014年より「検索ランキングを左右するシグナルにおいて常時SSL通信(*)のサイトを優遇する」と明言しています。つまり、SSL通信のようなセキュリティ対策を行わないと、検索順位が下がり、Webサイトの効果も低下する可能性が高くなります。

*SSL通信:インターネット上のデータを暗号化して送受信するしくみのこと。常時SSL通信が行われているWebサイトは、アドレスに「https」と表示される。

  • 求人サイト「JOBNET」

    インテリアプランナー「すずくり」
    25年以上の実績をもつインテリアのノウハウ【デザイン】で暮らしを提案するサイト。常時SSL通信が設定されたWebサイトでは、URL表示欄の左に「保護された通信」と表示される
    https://www.suzukuri-k.com/index.html

解決策:Webサイトの公開と運用を楽にする術

インターネットの世界は日進月歩で進化している。これらに対応していかなければ、検索結果にも表示されなくなり、誰にも見てもらえない無意味なWebサイトへと成り下がってしまう。しかし、前述したような「スマートフォンへの対応」、「独自ドメインの取得」、「常時SSL通信化」などは、専門的な知識や経験がない担当者からすると、非常にハードルが高いものと感じることだろう。

そこでおすすめしたいのが、「Q1~6」までの全ての問いを網羅し、現在のインターネット業界において必要とされる機能とサービスが一通り揃ったクラウド型のWebサイト作成サービス「BiNDup(バインド・アップ)」である。

デジタルステージが提供しているWeb制作ツール「BiND」は2009年に発売され、現在までに累計で19万ユーザーが利用している。2018年9月27日に発売したBiNDupは、その最新バージョンである。

  • BiNDupの操作画面

    BiNDupの操作画面。直感的にサイトの色や文字の大きさを変更可能。カラー定義の搭載で、サイト内の配色を一気に変更できる

BiNDup では、250種類のデザインテンプレート、特許取得のブロック編集、最先端技術の随時対応、スマートフォンへの対応(レスポンシブWebデザイン)、レンタルサーバースペースの提供、SNS連携、SEO対策、独自ドメイン対応(お名前.comのドメインが取得可能)、常時SSL通信の自動化など、現在のWebサイトに必要となる要素をオールインワンで提供している。さらに、モバイルサイトを高速で表示する仕組みであるAMPにも対応しているのだ。

加えて画像編集用のツールや画像素材サービス「PIXTA」が提供するダウンロードサービスの利用ポイント(年間36,000ポイント)、フォントワークスによるWebフォントなども付属。Webサイトを「活用するために」必要なツールやサービスが一式揃ったサービスとなっている。

なお、本記事にて紹介した2つのWebサイト(「B・B・V ola」、「すずくり」) は、双方ともBiNDを利用して作成・運用されており、具体的な成果物のイメージがつかみやすいはずだ。

さらに、BiNDupの価格は年額\29,760(税別)、または月額\2,980(税別)。詳細については、以下のURLを参照いただきたいが、常時SSLも対応したサーバー料金込みで、なおかつPIXTAや有料フォント単体での利用を鑑みると、圧倒的なコストパフォーマンスだといえる。

BiNDupの詳細はこちら
https://bindup.jp/?utmsource=dstop&utmmedium=topbn&utm_campaign=bindup

BiNDupでは、10月に新たなウィジェットやCMS機能を採用した新作テンプレートを、そして12月には複数人管理機能が追加予定となっている。その他にも、更新に便利な新たな機能を搭載予定とのこと。Webサイトの更新や運用に頭を悩ませている担当者は、ぜひ続報にも期待しつつこの機会に検討していただきたい。

[PR]提供: デジタルステージ