日本公開についてのメッセージ

本作は、米国において、新三種混合(MMR)ワクチンと自閉症の因果関係に関する研究データを政府機関である国疾病対策センター(CDC)が隠ぺい、廃棄等の不正を行っていたという驚くべき内部告発が主題のドキュメンタリーです。MMRワクチンの安全性の前提となるデータが操作されていたとしたら、米国民はこれまで、不正なデータを元に安全性を信じ、MMRワクチンを接種していたことになります。近年、日本国内でも公文書や民間企業のデータの改ざん、廃棄等が問題となっていますが、私たちは、時に政府機関であっても、民間企業であっても、不正行為を行うことがあることを認識しなければなりません。

MMRワクチンに限らず、結局、私たち一人ひとりはこのような状況下で、情報を入手、分析し、主体的に結論を導いていくしかありません。情報を鵜呑みにせずに「ひょっとしたらこれは正しい情報ではないかもしれない」と毎回考え、多くの情報を集めなければならないことは、大変な時間と労力がかかりますが、特に命に関わることについては、慎重であるべきに思います。この映画が、判断材料の一つになることを願います。

なお、弊社は、MMRワクチンと自閉症の因果関係の有無について科学的な証明がなされていないことを承知しておりますし、ワクチン接種に反対ではありません。ワクチン接種の重要性を認識しつつ、上記の理由に加え、本作の以下の点に合理性があると判断し、日本公開を決定しました。

・MMR(新三種混合)ワクチンの安全性について追加調査や研究が必要である
・安全性が確認されるまで、単独接種を推奨する

2018年10月 ユナイテッドピープル株式会社

※日本国内ではMMRワクチン接種は1993年に中止されており、はしか、風疹混合(MR)ワクチンとおたふく風邪(M)に分けられています(参考)。または単独接種の選択も可能です。