違法な床下工事　犯行グループ１５人逮捕

警察は違法な床下工事の訪問販売を行っていた犯行グループ１５人を逮捕した。６日朝、焼津警察署に次々と移送される犯行グループのメンバーたち。不正な床下工事の訪問販売を行ったとして韓国籍の柳貴典ことリュウ・キテン容疑者など１５人が逮捕された。犯行グループはことし３月から８月の間、県内や長野県などで８０代や９０代の高齢者宅を訪問し「以前工事を請け負った業者である」などと嘘の業者を名乗り不正な契約をした特定商取引法違反の疑いが持たれている。契約後に行われた床下工事は薬を散布するだけなど短時間でずさんなものだったという。ことし３月に床下工事を契約し約２０万円の被害にあった女性は、床下の作業は見える範囲だけしか行わず不審に感じたという。今回発覚した被害は１２件で約６００万円だが、警察が押収したノートには約４５０件の契約内容が記載されていて、被害総額は１億円に上る可能性もあるという。警察は同様の被害に遭わないよう、不審に感じることがあればすぐに相談してほしいと注意を呼び掛けている。