西武が新ポスティングシステム(入札制度)を利用しての菊池雄星投手(27)のメジャー挑戦を容認したとの一報を受け、5日の米メディアも一斉に菊池の分析を報じた。
「大谷レベルではないが、複数のメジャースカウトは先発2番手の力があると信じている」と大リーグ公式サイト。FAランクで12位に挙げた米ニュースサイトのMLBトレードルーモアも「メジャー球団の先発ローテ3番手くらいに入れると思われるが、評価はダルビッシュや田中ほどではないということだ」と伝えた。
菊池を獲得する有力候補として伝えられるのはドジャース、パドレス、レンジャーズ、カージナルス、フィリーズなど。今季は実際にド軍、フィ軍、レッドソックスなどが菊池の登板を視察した。MLBトレードルーモアはパドレスと6年総額4200万ドル(約47億4600万円)で契約すると予想。その契約額ならば、新ポスティングは入札金が797万5000ドル(約9億100万円)と従来より低額に抑えられる。
米紙NYポスト(電子版)は、レンジャーズと3年総額3000万ドル(約33億9000万円)の契約を予想。米経済誌フォーブス(同)は「1年前は総額1億ドル(約113億円)の契約も見込まれたが、今季は左肩の故障もあり防御率3・08に終わった。過去の日本投手と同様、表と出るか裏と出るか分からないジョーカーだ」と評した。