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【プロ野球】

阪神・矢野監督、上位3球団との来季開幕9番勝負に前向き 「思いきってやるよ」

2018年11月7日 紙面から

練習中、笑顔で選手に話しかける阪神・矢野監督=安芸で(田中太一撮影)

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 矢野阪神が強力なライバルを粉砕し、スタートダッシュへ勢いを付ける。セ・リーグは6日、2019年の公式戦日程を発表。阪神は開幕で京セラドームにヤクルトを迎え、巨人、広島と対戦が続く。いきなり今季上位3球団と激突するが、矢野燿大監督(49)は前向き。思い切って当たり、生まれ変わった猛虎の力を披露する。

 来季幕開けと同時に火ぶたが切られる、上位3球団との9番勝負。秋季練習も第2クール初日を迎え、明るい雰囲気が漂う南国・安芸での手応えからか、矢野監督の表情に悲観の色はなかった。

 「現状のチームを把握しやすいというかさ。まあ、簡単に勝たせてくれる相手じゃないわけやから」。手ごわい。だからこそ「超積極的」のスローガンをグラウンドで体現し、新たなタイガースの野球を開幕戦から見せつけていく。

 「しっかりとしたウチの野球ができるかどうか、そこだけで見るわけではないけど。ウチがこういう野球をやる、という部分を植え付けられるところかもしれへんし」

 最下位という屈辱を味わった今季。セ・リーグで貯金を作れた相手はDeNAのみで、4球団に負け越した。特に3連覇した広島と、2位のヤクルトにはそれぞれ10勝15敗。宿敵の3位・巨人には8勝16敗1分けと大きく水をあけられた。

 その差を埋めるために何をするべきか。秋季キャンプでは初日から精力的に、指揮官がグラウンドを動き回っている。2軍時代から心掛けている、選手の「可能性を広げること」と、選手に「聞く」ことを率先。ブルペンにも頻繁に足を運び、若手投手陣に、鋭いまなざしを向けている。

 開幕から上位3球団との直接対決。前向きに捉えるか、と問われ「前向きしかないよ。思い切ってやっていける相手だから」と語気を強めた指揮官。「超積極的」な開幕ダッシュを見せるべく、チーム作りを熟成させていく。

 

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