我ながら、タイトルからして面白くもなんとも無さそうな記事になっちゃいそうな予感… 今回もダラダラと自己満足文を入力していくので、興味のない人はすっ飛ばしてくださいませ。 ■Windows Vista はクソである。という評価 我が家のメインマシンのOSは、悪名高いWindows Vistaです。 今は亡きVistaは、世間でWindows MEに並ぶクソOSとして確固たる評価を得ていましたが、その理由は、 「重い」 の一言に尽きるでしょう。 リリースされたころは、起動が遅い、マシンパワーが要る、ネットへの接続速度も遅い、とブーイングの嵐でした。 SP1が配信されるまでは、自分も「なんだかなぁ」と思っていました。 実際、Vistaモデルを購入した後にOSをWindows XP化するという、、流れとしては逆戻りだけども、やってることは高度で先端的スキルが必要という、不思議な現象もよく聞かれました。 ですが、実は「それなりのパワー」のあるPCであれば、Vistaでもフツーに使えたのです。 VISTAがリリースされた当時、「それなりのパワー」を得るというのは、ほとんどの人にとっては最新モデルの上位機種を購入することや、CPU・メモリのグレードアップをすることと同意でした。 しかも当時のメーカー製PCのメモリ標準搭載量は、まだ512MB~1GBが一般的だったので、Vistaをストレス無く使動かすためのメモリ2GBに不足する分については、追加購入もしくは買い替えが必要だったのです。 なぜって、起動するだけでメモリを1GB前後食っちゃってましたから。XPならせいぜい300~400MBだったのに。 当時はまだ、XPでもメーカー製PCでメモリ1GB積んでるってのは、おぉすげぇ、って感覚でした。 下の写真は、Vistaがリリースされた年に購入した、我が家のメインマシン(据置型ノートPC)のエクスペリエンスインデックスです。クソOSのVistaでも快適に動きます。(ちょこちょことチューニングしています。) CPU:Core 2 Duo 2GHz(T7700 merom) メモリ:1GB×2(DDR2 667MHz) グラフィック:NVIDIA GeForce 8600M GT(512MB) HDD:S-ATA 120GB×2(5,400rom,RAID 0) ■我が家のOS事情 今、我が家で稼働しているOSは、Windows98、WindowsXP、Windows Vista、Windows 7の4種類です。 起動もレスポンスも一番速いのはWindows98です。 今となっては、ユーザーインターフェースもグラフィックもチープで、ネットに繋ぐのも無理があるので、ほとんど使っていませんが、昔書いた図面やデータを引っ張り出すときに立ち上げると、その軽快さに驚きます。 WindowsXPは、良くできたOSです。 使いやすいし、そこそこ安定しているし、我が家のマシンの様に、1世代どころか2世代前、3世代前のPCでも十分に現役で使えます。 ビジネスPCではつい最近までXPモデルが売られておりました。 私の会社でも、先月から今月にかけて、某販売店のXPモデル最終セールにおいて、Windows 7からXPへのダウングレード権付きモデルをかなりの台数購入しています。 たぶん、Microsoftのサポートが切れるまで、中小のビジネスシーンではXPが現役で稼動するのでしょう。それだけ息の長いOSだということですね。 私自身も、MicrosoftにはXPのサポートをあと10年くらい続けてもらいたいと思います。 さて、Vistaの後継であるWindows 7はどうでしょう? 最近はリーズナブルでそこそこパワーがあるモデルが多いので、初めて買ったPCがWindows 7の人は、特に不満を感じないはずです。私もWindows 7に不満はありません。 実はOSとしては、Vistaよりちょっと軽くなったという程度で、起動するだけでも700MB前後のメモリを食っちゃいます。XPの2倍です。(Vistaは3倍近いですけれど。) もしリリースされたのが3年前だったら、どんな評価を受けたでしょう。Vistaと同様に、クソOSになったでしょうか。 新し物好きな自分は、サブマシンのモバイルノートPCをVISTAからWindows 7にアップグレードしましたが、使っていておもしろくないなぁ、というのが正直な感想です。 起動は速くなったし、クリーンインストール状態での空き容量が、Vistaに比べて増えたのは良かったです。メモリの消費量も、かなり減りました。 ですが逆に、デコレーションケーキみたいなVISTAに比べて、グラフィックが質素になっていたり、ユーザーインターフェイスが一部省略されていたりする部分については、ちょっと物足りなく感じます。 いろいろな新機能のおかげでVistaより格段に使いやすくなった、という感じもしませんし、かえって、めんどくさくなった(分り難くなった)部分があるなぁ、という気もします。 かと言って、元のVistaに戻すつもりはありませんけれども(^^; いずれ仕事でも使わなきゃならなくなるし、社内サポセンになってしまうのが目に見えてるので、先取りして使っとかないといけませんしね。 ちなみに、そのモバイルノートPCのエクスペリエンスインデックスはこれ。(↓) こんなんでも、Vistaの時でもそこそこ動きました。最近じゃ、Atomベースのネットブックでも、これよりトータルスコアが高いモデルがありますね。もちろん、AtomとCore 2 Duoでは地力に違いはあるでしょうけれど。 CPU:Core 2 Duo 1.33GHz(U7600) メモリ:1GB×2(DDR2 400MHz) グラフィック:チップセット内蔵 GMA950 SSD:U-ATA 64GB ■Vistaは本当にクソOSなのか? いやいや、面白いですよ、Vistaは。 グラフィカルなユーザーインターフェイスは、明らかにXPより楽しく使えます。 XP時代のアプリもほとんどが動きます。 前述した通りに、Vistaから7に乗り換えてみると、7が物足りなく感じる面もあります。 もう一度、面白いですよ、Vistaは。 OSとしては非常に安定していますし、きちんとアップデートして、当たり前のチューニングをしてあげればWindows 7と同等程度に軽く動きます。 それに、OSが軽いとか重いとかそういうのは、電気屋さんで買えるフツーのPCのマシンパワーでも、十分に補える時代です。 Vistaは、PCの性能がユーザーの要求に対して飽和し始める前の、性能向上過渡期にリリースされて(常に過渡期だけど)、比較的手に入りやすい価格帯のPCにとっては重かったのだと思います。既存のユーザーにとってはなおさらです。 サービスパック1がリリースされるまでの半年ちょっとの間に、クソOSの称号を冠されてしまったのは、Vistaにとって致命的でした… そしてもう一度。面白いですよ、Vistaは。 サービスパック3を出して、ぜひ汚名を返上して欲しかったです。 まぁ、Windows 7=Vista SP3と言われたりもしていますが… ■VistaはやっぱりクソOS? ↑でさんざんVistaを持ち上げてますが、やはりクソなところもあります。 まず第一に、UACがクソ。 安全なのが分っていることでも、何かやろうとする度に、いちいちダイアログが出るのは勘弁してくれ~! 回避方法は様々ありますが、どれを試してみて自分の望む程度のセキュリティと手間のバランスが取れません。 それなら、セキュリティを重視した方がよかろう、ということでUACはそのままにしています。 Windows 7では、UACの挙動をユーザーがある程度コントロールできるようになりましたが、基本的には同じです。 次に、スタートメニューからの「すべてのプログラム」がクソ。 なんでこんな使いにくくしちゃったんだろう? これはWindows 7になっても変わっていません。 XPのカスケードメニューの方がずっと使いやすいです。 設定の変更でXPと同様のカスケードメニューにもできますが、それだとスタートメニューそのものが変わってしまうので論外です。 表示数を増やしたり、アイコンを小さくすることで多少マシになりますが、自分は「Vista Start Menu」というフリーのランチャーを使っています。スタートメニューをまるまる置き換えてくれます。 自分が望む完璧な形とは言えませんが、比較的使いやすいので、XP~7のユーザーにもお勧めです。 それから、ほとんど使わない検索機能のための「インデックス機能」がクソ。 こんなん、いらんがな。 それに、デフォルトでインデックス作られる場所なんか、誰も検索しないっちゅーの。 Windows 7でも同じだけど、購入後(あるいはインストール後)に最初に切る機能です。 あとは、MTUやRWINが自動設定なところがクソ、とまでは言わないけどハナクソ。 この自動設定はサービスパック1で多少マシになりましたが、Vistaの評価をクソOSにしてしまったのは、コイツも大きな要因だった様に思います。 そして、Vistaに合わせてリリースされたとも言える「Office2007」は番外のクソ。 なんじゃこれは。 直感的に操作できないのは、生産性が悪いですがな。Open Officeにシェア乗っ取られますぞ。 ま、これはVistaのせいじゃないですけどね。慣れれば使えるようになるでしょう。 と思っていたのですが、さっぱり慣れません。リボンUIかなんか知らんけど、なんとかしてくれや。 で、そのOffice 2007にくっついてくる「IME 2007」が一番臭いクソ。 これこそが、クソ中のクソ。 クソの中でも、酒飲みすぎて腹壊しちゃって、食ったものが消化しきれずに発酵しちゃったような、むちゃくちゃ臭くてビリビリなクソ。 IME 2007を使っている人なら誰でも感じるでしょうけれど、変換中にいきなり固まってしまいます。 一瞬、何が起こったのかわからなくなります。 対処法はいろいろとあるようでして、全て試してみましたがダメでした。 できることなら前バージョンのIMEを使いたいとこだけど、Office2007がプリ・インストールされているモデルを買っちゃうと、これしかないのですよ。 GoogleだのBaidoだの、他のも試してみたけど、全て私的にはダメでした… ずっとMicrosoft IMEでやってきた自分にとって、ほかの日本語入力ソフトは使えませんし、使いたい機能がついていません。 あ、ATOKは論外です。 ■Microsoft Office IME 2010 やっと、この記事の本題である、IME 2010の登場です。 恥ずかしながら、今日までこいつが無償配布されていることを知りませんでした。 きっと、他のヤツらに対抗するために無償配布を始めたのでしょうね。 変換速度はIME 2007の2倍以上(という話しだ)し、辞書機能の自動アップデートもできる(という話だ)し、きっとクソをすっきり流してくれるでしょう。 この記事をダラダラと無駄に引っ張って書いている間、IME 2010を使っていますが、今のところ何も問題はありません。 使い勝手は今までのIMEと変わりないので、違和感もありません。 さて、やっと本題にたどり着いたところで、この記事もそろそろ終わりです。 最後にもう一度、Vistaは本当にクソOSなのか? いやいや、このOSはクソじゃありません。 クソに見えるカレーなのだ、というのが私の個人的見解でございます。 私はカレーが大好きなので、サポートが切れるまでは、この この記事のBGMは、Michael Rotherの「GROLIA」。 |
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こんにちは
うちも発売した年に「VISTA ULTIMATE 64bit」(メインPC)+「VISTA BUSINESS 32bit」(同メインPC)、それとサブノートPC用に「VISTA HOME PREMIUM」と3つも導入してしまい後悔していますorz
VISTA自体がメチャクチャ重かったため、当時のメーカー製PCではまともに動かなかったんですよねぇ、うちのノートPCもそうです。
メイン機の方は合わせて自作したので、普通に動いていますが、起動自体は3分ぐらいかかります。(エクスペリエンスインデックスはオール5.9)
お金かけ過ぎたので、WINDOWS7導入前に8が発売になりそうですorz
2012/6/23(土) 午後 3:40 [ 館長 ] 返信する
館長さんもVISTA使いでしたか~(^^)
当時のマシンで、エクスペリエンスインデックスがオール5.9って、スゴイですね!
確か、あの頃は5.9が最高で、それ以上は無かったんですよね。
今Windows7を買うと、1200円でWindows8にアップグレードできるプログラムが適用されるので、Windows7のアップグレード版を買ってみるというのはいかがでしょうか?
2012/6/24(日) 午前 8:04
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