【芸能・社会】さや姉「1億点」の8年間 NMB劇場で卒業公演2018年11月5日 紙面から
NMB48の山本彩(25)が4日、大阪市のNMB48劇場で、卒業公演「目撃者」に臨み、自身がセンターの最新曲「僕だって泣いちゃうよ」などをメンバーとともに熱唱した。公演後の卒業セレモニーでは涙を見せる場面も見られた。山本は8年間のアイドル人生を「1億点!」と自己評価し、エースとして君臨してきたグループから卒業した。 2010年のグループ創生期から常に先頭を走りけん引してきたキャプテンの“さや姉”が、ついに最後の日を迎えた。「アイドル不毛の地」とまでいわれた大阪で、NMBの一員として懸命に盛り上げてきた。その間、AKB48との兼任も経験。NHK連続テレビ小説「あさが来た」の主題歌でAKB48の楽曲「365日の紙飛行機」ではセンターを務め、AKB48総選挙では最高4位(16年)に食い込むなど知名度を上げた。 公演は「overture」で幕開け、山本はメンバーと全力でパフォーマンス。終始笑顔だったが、卒業セレモニーでは一転泣き顔に。ファンから花冠や感謝状を、メンバーからは色紙やアルバムを贈られた。山本は「NMBは体の一部のような存在だったので、なくなるのが想像がつかない。悔しい涙も悲しい涙もたくさん流してきたけど、その分強くなることができた」と振り返った。 さらに「8年間いろいろあったけど、胸を張ってアイドル人生は楽しかったと言える」ときっぱり。涙を流し「8年間、私をアイドルにしてくれて本当にありがとうございました」と感謝した。また、後任のキャプテンには小嶋花梨(19)を指名した。 今後はシンガー・ソングライターとして活動する予定で「皆さんへの恩返しは音楽に情熱を注いで成功すること」と決意を述べた。 終演後には取材に応じ「8年を振り返って点数を付けるなら?」と聞かれると、「1億点!」と晴れやかな笑顔を浮かべて答え、アイドル活動に終止符を打った。
| |