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【プロ野球】

阪神・矢野監督が珍指令 「監督」でなく「矢野さん」と呼んでOK

2018年11月6日 紙面から

選手やコーチ陣に「矢野さん」と呼んでほしいと話す阪神の矢野新監督

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 阪神・矢野燿大監督(49)が5日、選手に向けて「珍指令」を出した。選手からの呼び方を「矢野監督」ではなく、より気軽で親近感の湧く「矢野さん」でもOKの姿勢を示した。選手との距離感を縮め、関係性を密にしていく考えだ。

 「オレは『監督、監督』したくないのよ。監督が上で、選手が下とかはないんだからさ。全然『矢野さん』でいいよ」

 電撃的な形での1軍監督就任で立場が変わり、大きな責任を背負うことになった。だからと言って、敷居を上げることもない。チームにおいて監督と選手という立場はあっても、そこは人と人との付き合い。目線は同じところに置く。

 10月23日の秋季練習初日にも、報道陣に対して「いつでも会話する準備というか、それはあるという。それは選手にもコーチにもスタッフにもみんな一緒」という考えを明かしていた。そのスタンスは変わっていない。「さん付け」で呼んでもらう気軽な形で、選手から何でも話してもらえればいい。

 選手からすれば必然的に感じてしまう「立場」という名のカベ。それを自ら取っ払い、腹を割って言葉を交わせる関係を築いてコミュニケーションを図っていく。 (道辻歩)

 

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